長谷川真也

チャップリンの殺人狂時代の長谷川真也のレビュー・感想・評価

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)
3.2
1947年アメリカ製作で監督・脚本・主演をチャールズ・チャップリンが務める。

第二次世界大戦後最初のチャップリン映画なんですね。
この頃のチャップリンはメッセージ性が強いですが、それでもユーモアも入り混じっていてチャップリンらしさは健在です。

チャップリン自身が殺戮者というこれまででは考えられない設定、毒の入ったワインを飲まそうとコミカルに奮闘するチャップリンは流石に笑えない。

主人公もただの殺戮者ではなく、家族を養う為にやっており、ラストまで見るとやはりチャップリンが毎回醸し出す哀愁が漂いました。