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宇宙大怪獣ドゴラ
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目次

『宇宙大怪獣ドゴラ』に投稿された感想・評価

3.2
▪️Title : 「宇宙大怪獣ドゴラ」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1964
▪️JP Release Date :1964/08/11
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-388 再鑑賞
🕰Running Time:81分
▪️My Review
この年代、『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣地球最大の決戦』のゴジラ映画2本と本作の3作品が1年に公開され、ゴジラ2作の評判が高い作品だったためあらゆる意味でマイナーな作品になってしまった、残念な作品が本作です。
本作は、本多猪四郎監督、円谷英二特技監督のコンビによる従来の怪獣映画とは異なる不定形の宇宙怪獣の表現に挑んだ意欲作です。そのデザイナーは小松崎茂。 しかし当時の技術力の限界かパッケージに描かれているドゴラと実際に画面に登場したドゴラはほとんど似ていません(笑)
物語面では、従来の人間対怪獣の構図に並行して宝石強盗団とそれを追うダイヤGメンや刑事との攻防が描かれ、娯楽性を高めようとしました。アクションシーンなど、当時大流行していた「007シリーズ」の影響なんですね。
しかしながら、一本の映画で並行して2つのストーリーが描かれているので、両方ともが浅い中途半端な描写になり残念な結果となっています。
それでも特撮含めいくつか見どころシーンはあります。
先ず、北九州市を舞台の1つとしており、当時の北九州市のランドマークがいくつも映画に登場します。ドゴラに破壊される「東洋一の吊り橋」若戸大橋や皿倉山の展望台などですが、中でも物語に大きく関わる筑豊炭田の石炭積出港としての若松港の情景は、本作の公開後に急速なエネルギー転換が進み、過去のものとなっていった筑豊産炭地区に関する貴重な記録の1つとなっているんですね。(参考:Wikipedia)

さらに特撮シーンですが、いつもの特撮映画に比べれると時間が短くて少し残念ですが、その中でも円谷英二の存在なくしてできない特撮シーンがあります。ドゴラがエネルギーとして求めている炭素を大量に含んだ石炭が、空中に渦を巻いて巻き上がるシーンが特徴的ですが、この映像の石炭は、天井に吊るした一斗缶の中に入った、黒く着色した砂を回転させながら落下させて再現させています。その他、ドゴラが若戸大橋を破壊するシーンも圧巻。ドゴラの触手で橋が持ち上げられ、引きちぎられていく様はかなりリアルで、ドゴラへの恐怖を植え付ける最高のシーンだったと思います。やはり円谷英二ですね。
物語は。。。
宝石が謎の生物によって奪われるという事件が多発しました。それは、炭素を主食とする宇宙生物・ドゴラの仕業でした。巨大なクラゲのようなドゴラには、地球上の如何なる兵器も通用しない。だが唯一、ドゴラに対抗できる手段が見つかりました。。。

▪️Overview
丘美丈二郎の原作を関沢新一が脚色、「モスラ対ゴジラ」の本多猪四郎が監督した空想科画映画。撮影もコンビの小泉一。(参考:映画.com)

出演は、夏木陽介、藤山陽子、小泉博、若林映子、ダン・ユマ、中村伸郎、河津清三郎、田崎潤
、藤田進、田島義文、天本英世。
Yuya
2.6
一言でいうと ややこし過ぎて 特撮の安直な楽しさが薄まってしまってる作品
そのギャング団とか Gメンとか 多様なサスペンス性を盛り込んでるせいで 視点の置き場が定まりにくかったんだよね

怪獣のフォルムや生態については申し分ないだけに惜しいっ!
音響や効果音も 思わず「これこれ〜っ」って指差したくなるほど チープな不穏さが 定番中の定番で 納得の”東宝“印

個人的には S・キングの『ミスト』の正体はコイツだ!…と勝手に思い込んでる
タイトルが「宇宙大怪獣ドゴラ」なのに何故かショボい刑事ドラマに重点を置いて、肝心のドゴラがほとんど登場しないといった意味不明な作品。

あらすじ

宝石が謎の生物によって奪われるという事件が多発した。
それは、炭素を主食とする宇宙怪獣・ドゴラの仕業であった。

エネルギー源が炭素である為に炭鉱や貴金属店を襲撃する宇宙怪獣ドゴラとドゴラ同様にダイヤモンドを狙う宝石強盗団、そして宝石強盗団を追う刑事とダイヤGメンが絡んでくる筋立てになっている。

東宝の怪獣映画としては珍しく怪獣ドラマと犯罪ドラマをミックスさせたものとなっており非常に意欲的ではあるのだが、残念ながら双方が全く絡み合っておらず繋がりもかなり薄い。

普通の怪獣映画ならばドゴラに重点に置き、宝石強盗団や刑事などの攻防や絡みをきっかけにドゴラを倒すヒントを導き出し、結果的にドゴラを撃退するといった流れにする。
しかし本作の場合は、何故かドゴラではなく宝石強盗団に重点が置いており、ドゴラと軍の攻防がきっかけで宝石強盗団を撃退する流れになっている。

何だそれ?
仮にもタイトルにドゴラと付いているのであれば宝石強盗団に重点を置くのではなく、ドゴラに重点を置くべきじゃないのか??

怪獣に関しては、宇宙怪獣に相応しいドゴラの素晴らしいデザインや伊福部昭の幽霊が出てきそうなBGM、そして地上にある物質を吸い上げるシーンとそれらデザインとBGMの見事なシンクロなど素晴らしい部分が存在する。

対して宝石強盗団に関しては、天本英世や若林映子など個性的で魅力的な役者が多いのだが、残念ながら役者の持つ魅力を全く活かしきれておらず、キャラクターも特に立っていない。
刑事との攻防もショボくお互い威嚇射撃をしている様にしか思えないし、本気で刑事を殺す気があるのかと疑ってしまうほど酷い。

刑事を殺す為に仕掛けたダイナマイトも爆発まで有余ありすぎだし、オマケにかなり窓ガラスの近くで爆発したのにガラスにヒビ一つ入らないくらい威力が弱い。
本気で本気で殺す気あるのか?
あの威力なら人間はおろか、ヒヨコすらも殺せないんじゃないか・・・。
まあ、これらを差し引いても単純に刑事ドラマとしてつまらないんだけど・・・。

こんな糞な刑事ドラマに全体て80分の内70分近く使い、肝心の怪獣ドラマを10分くらいしか使えないのなら、いっその事刑事ドラマを外した方が良かったのではないだろうか・・・。

正直、怪獣に関しては不満に思う部分が少なく、良い点の方が遥かに多く見られたし・・・。

一応不満を言うならば、ドゴラの撃退方法を何も伏線も張らず唐突に判明してしまう事だろうか。
こういった単独怪獣映画の場合、怪獣を撃退する為に何かしらの伏線が張られているのは当然だろうし、そちらの方がストーリーに重みが増すと思う。
しかし、本作の場合は何の前触れも伏線もなく記者が、

記者「博士!ドゴラは地蜂の巣の周りには寄らないみたいです!」

博士「ドゴラの弱点は地蜂だ!」

といった感じにドゴラの弱点が判明してしまう。
いやー、流石に唐突に過ぎだろ!!
別に地蜂が弱点という事に関してはそこまでダメとは思わないが、何の前触れもなくいきなり地蜂が弱点と判明しても全然納得出来ない人の方が多いんじゃないか?

どうせだったら物語上で刑事に何かしら地蜂を絡めるようにした方が良かったのではないだろうか・・・。

刑事が家で地蜂を飼っているような設定して、物語の中盤辺りで刑事と宝石強盗団の一部との攻防中にドゴラが出現し、宝石強盗団のみドゴラに襲われる様にする(ここではあくまで宝石強盗団が宝石を持っていたから襲われたように見せかける)。

そして物語が終盤に差し掛かる辺りに、あえて刑事にも宝石を持たせた状態で宝石強盗団と戦闘を行う。

戦闘中、刑事がピンチに陥った所で再びドゴラが出現。

一旦は刑事を襲おうとするが途中で動きを止め、目標を宝石強盗団に定め宝石強盗団のみを襲わせる。

これらの攻防からドゴラは地蜂が苦手という結論になり、結果どんな攻撃も食らわないドゴラの撃退に成功する。

このようにすれば、刑事や宝石強盗団も活きるし、ドゴラの登場時間も必然的に増える事になる。
また、伏線等も効いているので説得力が増し、カタルシスを感じやすくなるのではないだろうか・・・。

後は、せっかく素晴らしいデザインをしているのだがら、途中で分裂してアメーバみたいなデザインに変化するよりも、最後までクラゲ状態でいて欲しかったかな。

まあ、それもこれも宝石強盗団に物語の重点を置いたから起こった事であるので、物語を宝石強盗団に重点を置くのではなく、怪獣ドラマの方に重点を置けば良作になっていたのではないだろうか。
何だか非常に勿体なく思える作品であった。

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