みや

オペラ座 血の喝采のみやのネタバレレビュー・内容・結末

オペラ座 血の喝采(1988年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

イタリア・ミラノの舞台で「マクベス」を公演中に、ヒロインの代役を務める新人女優の周囲で次々に人が死んでいくホラー。

カメラの視点が複数人で目まぐるしく変わっていく。
それが序盤から不安感を煽ってきて面白い。凄い。
オーケストラの音楽も展開と合っていて、この映画とマクベスの舞台の両方を観ているような気分にさせてくれる。

カラスが何羽も出てくるのだけれど、どうやっているのだろう。
舞台上に沢山いて、動かずに鳴いていたり、上手く肩の上に乗ったり、劇場中を飛び回ったり。
CG…では無いはず。
最後に犯人を捜すためにオペラ座を旋回するカラス視点も迫力と緊迫感が合って好き。
カラスの復讐する習性を利用するというミステリだったら絶対に許されない結末にも驚いた(笑)。

ヒロインが凄く可愛い。
歌も自分で歌ってるのかな。
優柔不断だったり、行動がオバカだったり、正にホラー映画のヒロインにふさわしい子だった。
美人が責め苛まれるのは最高!
特に目責めにはゾクゾクした。
針を付けたテープという非常に原始的な器具でありながら、視覚へのインパクトが凄い。
発想も凄い。
彼氏が首を刺されて口の中のナイフが見えるのも良かった。
音楽が突然のロックに変わり、血も激しい。
ペンダントを飲みこんだスタイリストの胸をハサミで切り開いていくのもテンション上がった。
みや

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