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大地のkazu1961のレビュー・感想・評価

大地(1930年製作の映画)
3.8
▪️JP Title :「大地(1930)」
Original :「Soil Zemlya」
▪️First Release Year : 1930
▪️JP Release Date : 1931/07
▪️Production Country : ソ連
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-600 再鑑賞
🕰Running Time : 87分
▪️Director : アレクサンドル・ドヴジェンコ
▪️Writer : アレクサンドル・ドヴジェンコ
▪️MusicD : ヴャチェスラフ・オフチニコフ、 レフコ・ムィコラーヨヴィチ・レヴュツキー
▪️Cast. : セミョーン・スヴァシェンコ 、ユーリア・ソーンツェワ 、ステバン・ジュクラート
▪️My Review
力強い構図とダイナミックな映像、工作機械(文明の利器)の力強さがリアルに迫ってきます。そして、過剰なまでの伴奏!!一方で人物描写になるとワンカットが長く伴奏が静に変わるので、睡魔に引き摺り込まれそうに(笑)。。。
創成期のソヴィエト映画の担い手として、セルゲイ・M・エイゼンシュテイン、フセヴォロド・プドフキンと並ぶA・ドヴジェンコの代表作です。極めて印象的なソヴィエト無声映画の中でも最高傑作と言われています。
ウクライナにおける集団農業の幕開けを描いた本作は、風に揺れる小麦畑や熟れた果実、暴走する馬といった幻想にも似たイメージが多く溢れています。
村人たちが、殺されたリーダーと共にこよなく愛した大地へ還っていく衝撃のラストシーンは、カットバックが圧巻で、生と死、収穫、団結といったテーマが集約されているんですね。
監督自身後に、“筋書き自体に興味はなかった”と語っているように、注目すべきは力強い映像の構築力です。いま見れば、いかにもプロレタリア映画然としたところも多々あるのに、本国では公開当時、“反革命的”の烙印を押されたといいます。

物語は。。。
旧地主の力がいまだ強いながらも、集団農業コルホーズが進められつつあったウクライナの僻村に、待望のトラクターがやってきます。跨がるは村民の人望も厚い青年ワシリー。彼は旧地主の息子コーマにとっては癪な存在でした。ある麗らかな晩、許婚ナタールと語らっての帰り、ワシリーは何者かによって射殺されてしまいます。彼の葬儀はそのまま、その理想を継承していこうという決起集会に変わりますが。。。

▪️Overview
「兵器庫」「スヴェニゴラー」の製作として知られているアレクサンドル・ドヴジェンコが自ら脚色し、監督に当った映画で、撮影はダニー・デムツキーが受持ち、L・ボディック、U・ソルンツェワ両人がアシスタントとしてドブジェンコを助けている。農場の協同化の勝利を主題としたウクライナ・キエフ撮影所作品である。無声。(引用:映画. com)
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