機械、それは大地に降臨した新生の神──ソ連映画の巨匠アレクサンドル・ドヴシェンコによるサイレント映画。農業の近代化とコルホーズを礼讃するソ連らしい作品だが、詩的な映像美に満ちた素晴らしい傑作だった。…
>>続きを読む映し出す冒頭の向日葵と肥沃な黒い土の大地。
95年前のウクライナの豊かさをモノクロ映像でも想像出来てしまうぐらいなんだが、ホロドモールがこの直後だとは本当に信じがたいぐらい。
ソビエト映画の黎明期は…
ウクライナの名匠オレクサンドル・ドヴジェンコ監督作品。農業集団化を迎えたウクライナ。農民と富脳の闘争。サイレント、71年にサウンド版作成、その際にカット部分を復元した。
堂島・フェスティバル・ホール…
メモ用
2025/02/19 LOCAL GROUP presents UKRAINIAN CINEMA FUNDRAISERにて:
Anna Dovhan - Once Upon a Time …
ロシア映画らしく強烈なショットとモンタージュ。
生きる喜び!というような労働と機械賛歌の力強さ。その後の恋人たちの2ショット群も照明が官能的で美しい。いきなりのダンスも。トラクターと同じく急な静止。…
アレクサンドル・ドヴジェンコ監督によるウクライナ三部作の三作目。小作人による富農との対立、勝利を描いた傑作。
ほとんど固定カメラにも関わらず、どのショットにも農作業という営為により緊密に結び付いた…
「大地」というタイトルなのに大地を映すというより、地面から人間を見上げるような仰角のショットが多い。稲穂の揺れをひたすら映す冒頭とその後の人間の顔は、大地と人物の切り返しでもあり、大地の視点が獲得さ…
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