ねこ無双

呪いの館 血を吸う眼のねこ無双のレビュー・感想・評価

呪いの館 血を吸う眼(1971年製作の映画)
3.5
血を吸うシリーズ第二弾。
洋館に和テイストを取り入れたゴシックホラー。
今度はほんとに吸血鬼出てきます。

狙われる美人姉妹!
主役のお姉さんよりも、妹さんの方がエキゾチックな美しさでヒロインっぽいような。白くて長いドレスはためかせて、夜の森の中を歩いてるのは美しい光景。
お姉さんはちょっといちいち叫びすぎ。

第一弾で不気味な使用人を演じてた高品格さんがまた出てます。
今回は姉妹の近所に住む気立てのいいおじさん役!なんだか馴染みの人を見つけたみたいなほっとする嬉しさ。
今回はそのままいい人でいてほしかったけど…なんだな不気味な棺が、早速おじさんの家に届けられてしまったよ!

今回も品のいい怪奇路線という感じで嬉しいけど、第一弾に比べると和洋ミックスの洋の配合少なめに感じるのがちょっと残念。
これは日本の吸血鬼ものっていうジャンルを感じさせてくれる珍しい映画ですね。

よく言われてると思うけど、
岸田森さんのヴァンパイア姿は和製クリストファー・リーってところ。黒マントに白のロングストールで様になります。
毒牙にかかった者たちがいいなりのしもべになる、鏡に映らないなどは、吸血鬼ならではの古典ルールですね。
でも、にんにくは…なかったと思う。

個人的には、ヴァンパイアはエロくて美しいお姉さんの方が好みです。