子供の頃に宮部みゆきが好きな母親から何度も観せられたから、「このシーン、懐かしい…」ってなるかなって思って楽しみにしてたのに何一つそうならなかった。こんな映画だったのか。ガキのときと自分の価値観がとてつもなく変化してるということを感じた。
でも一つだけ覚えてることがあった。音楽だった。昔に良く聴いてた音楽を今聴いてみると、本当に当時の記憶がフラッシュバックしてくる。最近だと、国立の前期試験の前日から聴きだして帰りの新幹線でもずっっと聴きまくってたKing Gnuかな。まだたった数ヶ月前の話だけど、今聴くと苦い思い出が蘇るぜ。恐らくだけどオッサンになってもGnuを聴いたら思い出すと思う。「あ～なた〜は蜃気楼〜♪」って、ぐっ良い曲だが何か悲しくなる…（聴かなければいいのに）。クソッタレ。北海道、行きたかったぜ。
話が逸れた。主題歌はAqua Timezだね。この曲も懐かしかったし、今となってはAqua Timezというバンドは存じ上げてるけどこの曲をAqua Timezが歌っているというのは、いやはや…知らなかった。とても良い。「なんかわかんないけど、なんかいいってなる曲が一番いい」って星野源がラジオで言ってた。
映画としては自分の期待が大き過ぎてつまんないと思ってしまったけど、観てよかったとは思う。俺にも子供ができたら観せようかな。いつかの母親みたいに。
