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オオカミ狩りの6のレビュー・感想・評価

オオカミ狩り(2022年製作の映画)
4.2
エッジの効いた血飛沫パーリーナイト。今この手の映画を撮らせるならやっぱり韓国だな。独特のジメッと感と演者の一重の感じがすごくスプラッター表現にマッチする。ソ・イングクのイケメン写真をポストカードとして配布してるあたりも皮肉が効いててかなり好き。バトロワという位置付けが合っているのかは疑問なとこだけど、もういいだろというくらいの殺戮シーンの繰り返しはストレスがすごくて突き抜けてる。
裏切られることの痛快さ。メタ的な裏切りも脚本上の裏切りも、いとも簡単にこちらの思いを超えてくる展開を見せられるともはや痛快へと変わっていく。大枠のストーリーは単調なのだけど、細かく起きる「マジ〜?」って感じが気持ちいい。あんなふうに日本を描かれると現実界のこちらも怖くなってくるもんですが。いつまでもソ・イングクのあの表情を見ていたかったです!
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