肉体派!!サイボーグ刑事
サイボーグと人間が共存する近未来…。
サイボーグ犯罪を取り締まるLAPDの捜査官アレックスは、ある事件をきっかけにサイボーグと人間の熾烈な争いに巻き込まれていく…。
色々なSFアクション映画のいいとこ取り…といった感じでした。
ブレードランナーを想起させる荒廃したダークな近未来感。
そして、主人公のモノローグによって語られるハードボイルドな作風。途中から、心の声ではなくホントに独り言を喋り始めたのには笑っちまいました…。
剥き出しのサイボーグはターミネーター感まるだし。
ジャングルを舞台に戦う中盤は、プレデターを思い出したりしました。
銃撃戦がやたらド派手で、とにかく火薬量がハンパないです。
こんなに爆発する必要あるか?ってくらいに爆発シーン多いですし、銃も死ぬ程撃ちまくりますw
サイボーグで機械とはいえど、銃撃でズタボロになってく様子はなかなかにバイオレンス。
身体的なアクションもカッコ良くて、屋根から飛び降りるシーンとか体操選手ばりにクルクル回ったりしちゃいます。
個人的に好きなシーンは…
足元に銃弾を撃ち込み、床をぶっ壊しながら下の階へと落っこちてくやつ。
「アンダーワールド」で主人公がそんなんやってましたが、まさかのコレが先だったか!
銃撃戦や爆破シーンに予算をつぎ込み過ぎたせいか、他の部分はやたらチープなのはご愛嬌w
飛行ドローンのつり糸が見えていたり、終盤に登場するターミネーターのエンドスケルトンもどきがショボいのよ。
主人公達が乗るハリアーの合成もどうにかならなかったのか?と思うくらいの失笑レベル。
あと、アクションシーンにやたら大袈裟で壮大なBGMが流れるのも、ダサさを際立たせている気がしました。
まぁ、時代が時代だから仕方ないのかな。
既視感たっぷりの寄せ集め映画でしたが、それなりに楽しめました。それなりに。
THE 90年代って感じの大味でド派手なアクションとチープな特撮シーン。これを笑い飛ばしながら楽しめる人ならオススメよ。