abee

ホビット 思いがけない冒険のabeeのレビュー・感想・評価

3.8
【中つ国冒険日誌 頁肆
〜未だ見ぬ世界がぼくを呼んでいる。】

「ロード・オブ・ザ・リング」の正統なる続編であり、それに繋がる若き日のビルボ・バギンズの冒険を描いた今作。
こちらは初鑑賞なので一応1作ずつスコアを付けていきます。

非常に観やすかったです。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに比べストーリーに重さが無く、非常にコミカルに観ることができました。
何よりビルボのキャラクターがユニークで愛らしいですからね。作品自体に愛嬌があります。

「ロード・オブ・ザ・リング」三部作で私が一番腑に落ちなかったのが、何もしないフロドが主人公であるというところ。
最後に至っては本当に運ばれているだけでしたからね。
その点、ビルボは果敢にも敵に立ち向かい、自ら剣を握り、トーリンにその勇気と覚悟を認めさせたわけですから。
かなり熱い展開でした。

ということで、これはかなり好きな作品かも知れません。
ただ、「ロード・オブ・ザ・リング」におけるアラゴルンのポジションといえるトーリンが、いまいちカッコよくない上、若干性格が悪いですがまだ物語は始まったばかりですから。
続きがなかなか気になりますねぇ〜〜。
abee

abee