このレビューはネタバレを含みます
100年前に町の奴らに謀殺された金持ちの亡霊が、霧に乗って復讐しにやってくるお話。亡霊が現れて一撃を加えるSEがド派手。ギョイーン。
霧の描写に全てが注ぎ込まれていて微笑ましい。亡霊や怪奇現象の描写も頑張っています。濡れる板切れはどうやって撮ったのだろう?大して怖くはないんですが、ニヤニヤとはさせられました。
当然ながらプロットは穴だらけ。そもそも登場人物たちが終盤までほぼ交わらないため、各人がどの程度現状を把握してるのかが分かりづらいのがつらい。早々に亡霊の正体が判明するのは流石。
復讐よりも財宝取り返して帰っていく守銭奴…と思いきややっぱり神父殺すというラスト、何で一回帰ったんじゃ??
序盤はかなりワクワクしつつも、終盤に行くにつれて飽きてしまった感はありましたが、それでも怒涛の一直線展開が楽しめた作品でした。