食卓のない家を配信している動画配信サービス

『食卓のない家』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

食卓のない家
動画配信は2026年1月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『食卓のない家』に投稿された感想・評価

Hiro
4.1
社会的な常識や真面目さが際立つと、冷酷さと強さに見えてしまうのか。

そんな人間、鬼童子を演じるは我らが仲代達也さんだ。中井貴一さんの芝居も初々しさを感じるものの、時折みせる鋭い目つきは、やはり尋常ではない。小川真由美さんがおっきいおっきい金魚を生きたまま食らうシーンが話題になった。

MARUGENビル製作で1985年11月2日に松竹富士系で公開され、劇映画作品としては小林正樹監督の遺作となった。現在では作品そのものの版権と原盤のありかが不明確で、そのためソフト化はもちろん上映も困難。またMARUGENビルの川本源司郎の意志により、ビデオ化等はもとより封切りを除きその後の公開を一切許されていないともいう(Wikipediaより)

なのに何故かYouTubeで観れるらしー
連合赤軍事件(1972)日本赤軍ダッカ日航機ハイジャック事件(1977)を材料にした円地文子の同名小説(1980)の映画化。小林正樹監督の遺作。音楽:武満徹。

鬼童子(きどうじ)家の長男・乙彦(中井貴一)ら“連合共赤軍”が起こした八ヶ岳山荘事件から一年。電機メーカーに勤める父の鬼童子信之(仲代達也)は「成人した息子の犯罪は家族とは無関係である」という態度を取り続けた。家族は投書や中傷などの嫌がらせを受け続け、母親の由美子(小川真由美)は精神を病み、長女の珠江(中井貴恵)は婚約解消という憂き目に遭う。そんな家族を心配する由美子の姉で厚生省キャリアの喜和(岩下志麻)、信之に密かな恋心を抱く香苗(真野あずさ)の存在・・・それぞれの揺れ動く心はどこへ向かうのか。。。

ずっと観たかった一本。思っていた以上に骨太で文学的な映画だった。犯罪者の家族の苦難を描いているが、キーワードは“個人と国家”であり、1980年時点での日本人の実存を炙り出そうとしているように感じられた。

冒頭シーンが熊野・那智であることが重要だと思う。言わずもがな神武天皇東征の最終コーナーと伝えられる地である。この地から大和に入り日本建国に至る。そんな歴史的スケールから俯瞰して現代日本と革命集団(日本赤軍)の存在を再提示しようと試みているのではないか。

映画では連合赤軍のあさま山荘事件と山岳ベース事件の実際のニュースフィルムが使われていた。ただし“連合共赤軍”との仮名が用いられ、ハイジャック事件を起こすのも同グループの設定。

本作では彼らについて肯定も否定もしない。むしろ中井貴一演ずる赤軍メンバー乙彦には日本国による“超法規的措置”への疑問を提示させる。そして主人公である父親には「成人した息子の犯罪は家族とは無関係である」との信念を貫き通させ、いわゆる「育てた親の顔が見たい」的な日本村社会の通念に否定的な姿勢を打ち出している。ただしラストシーンに繋がる親子の情愛は保たれている。

振り返れば、戦後日本の経済的・精神的ピークが1980年代だったと言える。本作が作られた1985年あたりから日本の精神的成長は硬直し、現在まで40年間変化を停めているようにも思える。むしろゆるやかに劣化・幼稚化し続けているかもしれない。

鬼童子家のシンボルとなる青い水槽(美術は戸田重昌)の非自然感。噂の?小川真由美の金魚丸かぶりつきシーンは強烈なインパクトがあった。

映画の舞台は1970年代だが、漂う空気からは1980年代の良さが感じられた。小林正樹監督と仲代達也による超大作「人間の条件」6部作(1959~1961)の続編として観てみたら、本作に対する解像度が上がると思われる。
連合赤軍のリンチ事件で逮捕された息子による家族への影響を描いているが、息子に対する理解はまったくない。それは小林正樹も同様ということだ。それに対する返歌が、若松孝二「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(08)ではないのか。小林正樹の作品は、主人公が直情的で、思考が幼稚な感じを受ける。本作の家族の描き方も理解しがたいところがある。MARUGEN製作、市川崑、新藤兼人作品同様、封印状態。
新宿ピカデリーにて

『食卓のない家』に似ている作品

土砂降り

製作国・地域:

上映時間:

105分

ジャンル:

3.9

あらすじ

南千住の線路わき、温泉マークの“ことぶき旅館”の女将阿部たね(沢村貞子)は初枝(三谷幸子)という女中を使い、役所勤めの長女松子(岡田茉莉子)、大学生の竹之助(田浦正巳)、高校生の梅代(桑野…

>>続きを読む

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

上映日:

2008年03月15日

製作国・地域:

上映時間:

190分

ジャンル:

3.6

あらすじ

ベトナム戦争や文化大革命など世界が革命にうねりを上げていた1960年代。日本国内でも学生運動が活発化し、先鋭化した若者たちによって連合赤軍が結成される。1972年2月、革命のために全てを懸…

>>続きを読む

徳川家康

製作国・地域:

上映時間:

143分

配給:

  • 東映
3.0

あらすじ

天文11年。群雄割拠の東海地方・岡崎で、後の徳川家康こと竹千代は生を受けた。駿河の今川家と尾張の織田家に挟まれ、弱小国の岡崎は苦境にあった。そんななか、竹千代の母・於大は織田方の城主と政略…

>>続きを読む