singer

パッセンジャーのsingerのレビュー・感想・評価

パッセンジャー(2005年製作の映画)
-
やはり、日本人俳優を一番活かせるのは、日本の監督なんだなと思いました。
加瀬亮と伊勢谷友介。
今、注目の30代俳優ですし、その佇まいは海外の監督からの視点でカッコ良く映ってはいます。
でも、セリフの上手さが無いので、キャラクターに力が無い。
ただでさえ、饒舌な役じゃないのだから、これでは魅力半減です。

そういう意味で、この二人の俳優のファンでないと観ていて飽きてしまいそうな感じでした。

フランス映画ですけど、わざわざ日本人を使う意図もよくわからなかったですね。

肌で感じるタイプのアーティスティックな作品だとは思いますが、今の自分には正直、合わなかったです。

後、煙草を吸う描写がやたらと多かったのが印象に残りました。
老若男女問わず、殆どのキャラクターがスモーカー。
全体の五分の一位は煙が占めてんじゃないかって位。
自分は煙草を止めて二年近くになりますが、久々に何か吸いたくなったりもしました。

ベッドシーンもやたら多かった気がします。
でも、あまりストーリーの中で意味が感じられなかったのが気になりましたね。

そんな所が目につくような作品だったので、ちょっとお薦めはしにくいかなと。
———————————————
🎦こちらは、2008年3月10日にブログに投稿したレビューです。
伊勢谷友介と、加瀬亮。
伊勢谷友介の初監督作品「カクト」には加瀬亮も出演していたし、
2006年の「ハチミツとクローバー」での共演の際は、DVDのオーディオコメンタリーでも、仲が良さそうなトークが聞けたし、
この「パッセンジャー」では、海外の監督の元、3度目の共演。
自分は加瀬亮とは同い年だし、伊勢谷友介とも歳が近いので、2人とも同世代で応援してたし、色々と刺激を受けるような存在だったなぁ。
やっぱり、同世代の俳優たちには、いつまでもカッコ良くあって欲しいなぁと思うし、自分も負けてられないなぁと、自分の在り方を見つめ直すためのきっかけを与えてくれる存在ですね。
singer

singer