フジツカ座

はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTHのフジツカ座のレビュー・感想・評価

4.8
レビューの数少なっ!!





ぼくがこのドキュメント作品を初めて観たのはプラネタリウムでした。2011年だから6年前。

宇宙への関心は人並みくらいにはあるつもりで地元のプラネタリウムには1シーズンに1、2回くらいは行くのだけれど、そこでこのドキュメントを観たとき、尋常じゃないくらい泣きました。そういうドキュメントです。や、ストーリーっていう方が正しいのかも。

タイトルの通り、はやぶさが地球を立ち小惑星イトカワから帰還するまでのお話で、映像はすべてCGでキレイにまとまってて観やすく、はやぶさがイトカワで何をして、どういった軌道で広大な宇宙を辿ってきたのかが、とても解りやすく説明されてます。

とってもよく出来ています。


けどね、もしそれだけだったなら、こぼれた涙はホロリ程度だったかもしれないです。よく還ってきたなはやぶさ!くらいだったかもしれない。

この作品の素敵なとこは、はやぶさをいわゆる擬人化、あくまでも小惑星探査機であるんだけどそれを人物としての性質、特徴を与えるような比喩の語り口で進行されていくところが最大の見所であり、それによって心をぎゅーーーっと、鷲掴みならぬはやぶさ掴みされてしまうわけです(๑´ㅂ`๑)


なので、宇宙にそれほど関心がなかったとしても、たとえはやぶさにも鷲にも興味がなかったとしてもそれでもきっと、多分恐らくメイビー、心にこう、ぐっとくるんじゃないかなーーって思います。

(๑´ㅂ`๑)

2014年に、はやぶさの後継機、はやぶさ2が種子島宇宙センターから飛び立ちました。当時、打ち上げを見守るべく休みを取って鹿児島まで行ったのだけど、天候不良による延期が重なって、敢え無く断念せざるを得ませんでした。けどそのくらい、この作品からもらった感動が大きかったのです。



【余談】
はやぶさ2が目指す小惑星リュウグウはそれほど遠くない天体だけど、総飛行距離を52億キロもかけて往復して、2020年に地球へ帰還する予定だそうです。

がんばれ!はやぶさ2!
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