記録。
主役を食う名コンビ。
サム・ライミが『死霊のはらわた』の次に撮ったアクション・コメディ。コーエン兄弟との共同脚本。
ちなみに最近のタイムラインで皆さん鑑賞されてるのをよく見かける『ザ・ハント』にも出演してるリード・バーニーが主演ですよ。
冒頭で今まさに電気椅子による死刑に処されようとしている主人公ビック。無実だと叫ぶ彼の回想は波乱に満ちたものだった。
いやこれギャグの応酬が半端じゃない。笑えるかというとそうでもない気がするけど圧が物凄い。
キャラが濃すぎる二人組の殺し屋に牽引されるクドイ程のドタバタコメディが大半を占めるものの、終盤の展開は同時期のアクション映画と比べても見劣りしない盛り上がりを見せる。
本作でぶちかましたコメディ成分がライミの自作『死霊のはらわたII』にも継承されてるような気がするので、彼のフィルモグラフィ上重要な作品なのかもしれない。