記録
独自の精神医療を開発した精神科医が、ある人妻を実験台として扱うが…
デヴィッド・クローネンバーグがSFホラーとして描いたのが本作。この映画を鑑賞すると、カット演出の部分がどこかヒッチコック演出を彷彿とさせ、緊張感を高めさせる。
副題の''怒りのメタファー''のタイトル付けは終盤で納得させられ、ラストはクローネンバーグらしいグロテスク演出だった。
只、主人公であるフランクと妻のモーラはどこでどう出会ったのか、そこが謎だった。そして、どうやって娘のキャンディスを産んだのか…本作は旦那であるフランクも怪しい人物だと見られる。
そういう考察もクローネンバーグのミステリアスの一つだと思った。