新潟の映画野郎らりほう

ベオウルフ/呪われし勇者の新潟の映画野郎らりほうのレビュー・感想・評価

ベオウルフ/呪われし勇者(2007年製作の映画)
3.0
【男の破壊欲・物欲・性欲の最高到達点としての[王]】


先ず技術面だが ~ CGの到達点としては〈公開時〉最高レベル。特に肌の質感/髭/毛髪/潤んだ唇等3Dモデリングは完璧。またそのモデルをライティングによって更に高写実化。動きも完璧に[人]で、特に表情変化は 喋る動作を見ても顎、頬、首の筋肉が連動しているのが解り完璧に[人]だった。

内容面に関してもとても楽しめた。男の破壊欲・物欲・性欲の到達点としての[王]が際立っており、エロ・笑い・バイオレンスの配分も絶妙。3D上映も踏まえたキャメラワークなので対応劇場で観れば より迫力だろう。アトラクション感覚・ゲーム感覚も供えており、様々な楽しみ方が出来るのが魅力だ。




《劇場観賞》