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ファイナル・デッドサーキット 3DのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

2.6
『殺しのエリス😈⚰️💥』

気付けばこのシリーズのレビューも4作目、残すところ今作を入れてあと2作❗️個人的には去年復活した『SAW』シリーズよりも再始動して欲しいシリーズがこの『ファイナル・デスティネーション』シリーズであります。

前作にて、せっかく1作目の『ファイナル・デスティネーション』と、2作目の『デッドコースター』という名前がうまく『ファイナル・デッドコースター』という名前で融合したと思いきや、そこでまさかの4作目😁 とはいえ、混迷の道を進んじゃったのは邦題の方な訳で、作品になんら罪はありませんw

さて、その題名の事で今回観なおして初めて気付いた事がありました❗️この4作目の原題、なんと『THE FINAL DESTINATION』。今まで順当にナンバリングで来てたのが、この作品だけ頭に“THE”が付き、なおかつ数字は入ってないんですね😮まあ、ちゃっかり次作では何事も無かったかの様に、“5”となるのですが…

ボク、このシリーズは全5作中4作を劇場で観ています。で、唯一観ていないのが、この『ファイナル・デッドサーキット』。何故観ていないかというと、厳密には“(観たくても)観れなかった”んです、これだけ。そう、新潟で公開がなかった…

正直言うと、まだレビュー出来ていない次の5作目を入れた全5作中この4作目が一番スコアは低いです。だからと言って「今回は観なくていいや」と思ったわけではなく、むしろ観たい要素のある続編でした。それは…

『殺しのドレス』といえば、デ・パルマ監督の代表作のひとつですが、この4作目の監督はまさに“殺しのエリス”🔪😱2作目『デッドコースター』の監督です。このシリーズなかなか面白くて、1と3がジェームズ・ウォン監督。そして、2と4がデヴィッド・R・エリス監督。ウォン監督が死を流れで見せる監督なら、エリス監督は瞬殺の伝道師とでも言いましょうか。ひとつの定型で見せるのではなく、今か今かと緊張感を高め、いつその瞬間が訪れるか分からない見せ方をする所に魅力があると思います。その監督が戻ってきた❗️それがまず観たかったひとつ目の要素です。

ふたつ目の要素は、脚本家も帰還した事‼️実はこの4作目の脚本を手掛けたエリック・ブレス、彼も『デッドコースター』組。そして、何より『バタフライ・エフェクト』の脚本家であり、監督なんです。1作目よりも勢いで死の連鎖を押しまくり、最後まで気の抜けない作品に仕上げた2作目。だから、期待してたんですが…

実はこのシリーズ、前3作の製作費はいずれも約2,500万$前後の割と低予算なもの。でもこの4作目は思いきって4,000万$⤴️その甲斐あってか、実はシリーズ最大のヒット作❕ のはずが、オープニングから漂うはスケールダウン感⤵️予知からのお決まりの流れは雑に思え、主役ふたりも何だかパッとせず… 第4弾の宿命か、当然マンネリ感も否めず、緊張感と盛り上がりに欠ける展開。美容室の思わせぶりからの瞬殺にこそ、多少監督らしさはあったものの、2作目での気合いと熱量は感じられず😩…

ひとつ言えば、一風変わった表現でこれまでのベストシーンを矢継ぎ早に展開し、更にはそれをラストに繋げたタイトルバックは秀逸でした✨あと、この映画を観て改めて思った事がひとつ。「オレはなんてこういう映画が好きなんだろう😅」 こういうジャンルの映画こそ、ボクにとってある意味癒しでございます🐼
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