minorufuku

問題のない私たちのminorufukuのレビュー・感想・評価

問題のない私たち(2004年製作の映画)
2.9
いじめ問題を扱った作品なので、もっと陰湿なものを予想していたが、どちらかというと爽やかな青春もの。少女小説&コミック原作らしい。
いじめを扱った前半は綺麗事過ぎてあまり共感できなかった。黒川芽以演じるいじめっ子のボスが、優れた転校生の策略でいじめられっ子になるのもややあり得ない展開だが、一旦その立場になったらもうそこから抜けられないのが現実だろう。
また、後半は教師対生徒の戦いになるが、学校のやり方がやはりあり得ない。マスコミに叩かれて大問題になる。
あと、当初のいじめのターゲットだった生徒の心が天使過ぎる。ガンジーか。
まあ、そこら辺に目をつぶれば中盤以降はぼくらの七日間戦争のような痛快なストーリーではある。
沢尻エリカの映画初出演作。陰湿ないじめっ子役だが、この頃はものすごく可愛い。
minorufuku

minorufuku