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オクス駅お化けのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

オクス駅お化け(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヒロインはwebメディアの駈け出し記者。
彼女は特ダネを求め地下鉄オクス駅で起きた人身事故に関する奇妙な心霊現象についての調べ始める。取材を進めるにつれ、オクス駅創設の経緯で隠蔽された事実とそれにまつわるおぞましい呪いについて知ることになるのだが......という話。

韓国映画だが、少しJホラーっぽいなあと思っていたら脚本家は「リング」の脚本を書いた高橋洋氏だった。呪いの仕組みはリングっぽい。井戸も出てくるし(^^)

ホラー表現やストーリーは悪くないのだが、全体的に際立った部分が少なくて演出もちぐはぐさが目立った惜しい作品。
物語序盤から主人公とその友人らの関係性がいまいち伝わりにくくかったし、事件の説明の順序立ても分かりにくかった。
主人公は可愛らしいのだが、記事のためなら手段は選ばないし善人でもないのは面白かったが。
呪いを相手に移すためには、対象者にその数字を言わせることが必要だと分かるのだが、その手段がことごとく力技でかなり拍子抜けだった。ヒロイン友人の携帯電話を使った手法は少しはマシだけど、祈祷師?のおじさんとヒロインの手段は「この数字を言えーーー!」て相手にゴリ押しするだけですごい強引(^^)
結局、ヒロインの呪いは解けたけど、根本的な問題はほぼ解決してないので、犠牲者増える一方になるのかねえ。
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