【哀しいが晴れ晴れとした余韻】
森迫永依ちゃん目当てで見ました(^o^)
コメディに於いてよく見られる『バカな流れで展開しつつも 終盤で観客を感動させようとするあまり途端にマトモになり、それ迄の良い流れを殺してしまう』作品が多々有りますが(勿論そのギャップが良いのでしょうが)この作品では『出演者の殆どがバカな流れを汲む中に於いて 主演の妻夫木のみが一貫してマトモである』とゆう構成を強く感じました。
妻夫木のマトモ具合は終始一貫している為、終盤にバカからマトモへと纏められる展開にも 違和感・嫌らしさを感じず無理がありませんでした。 よってラストはとても綺麗に纏められていたと思います。
妻夫木だけじゃなく作品全体を捉える視線も変に仰々しい演出を施す事無くマトモでした。
その為 佐々木や西田、佐藤等の[絶品]とも言えるバカっぷりを活かし切れず所々空回りしている箇所が見えたのは残念でした。
私の観賞理由の森迫永依ちゃんは出番も多くて満足で、妻夫木君とのやり取りが良かったです。
最期に映る妻夫木君の真っ直ぐな表情が、哀しいけれど晴れ晴れとした不思議な余韻を与えてくれました。
《劇場観賞》
