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オーメンのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

オーメン(1976年製作の映画)
4.8
『 6🗡️6🗡️6
~地獄の皇太子😈~ 』

何ともベタではありますが、666本目のレビューは、やはりこの作品で😉✨「この時の為にとっときました❗️」っていうのはウソで、 ホラー好きを自称しておきながら今さらながらの鑑賞です🙇💦小1の時に親に買ってもらったホラー映画大百科にも“もちろん”掲載されていた不朽の名作です。

ボクは親の影響で映画を好きになったのですが、さらに言えば母親の方の影響が強いかな。ちなみに大好きな『エイリアン』も『レイダース』も母のオススメです✨こないだ、お盆に実家帰った時もこんな質問が...
母「そういえば、ブルース・ウィリスの方の『ジャッカル』、『スペースバンパイア』のあの女の人出てない?」
ボク「エ~、ウソ~出てないでしょ。」
→ フィルマで調べる。
ボク「ホンマや😨気付かなんだ❗️」
てな具合で、色々とまだ敵いませんw

そんな母が、子供の頃のボクにオススメしてきたホラー2作品。それがこの『オーメン』と『キャリー』でした。ただ、幼き日のボクは完全に特殊メイクやクリーチャー、SFX技術に魅了されていたので“見た目にグロい”のばっか好んで観てました😅だから、大百科の掲載写真に自分好みの要素が無いこの作品はずぅ~っと先送りしてきた。そしたら、こんなに観るのが遅くなってしまったわけです🙇

そしてゆうべ、666本目のレビューの為にと満を持して観たわけですが...
そしたら、
「超面白かった~🤣✨」
「もっと早く観とけば良かった~❗️」
そして...
「お母さん、ゴメンなさぁ~い🙇💦」

元々低予算での製作を念頭に置いての筋書きの為、ショック描写はあれどゴア描写なんかほとんど無い。その代わり、オープニングのクレジットの構図から、まあ何から何までお上品なホラーとでもいいましょうか。画と音と役者の演技が三位一体となり、無駄なし隙なしの映画が形成されている❕これは、リチャード・ドナー監督のイメージ変わるなぁ。もっとホラー撮ればよかったのになぁ。部屋真っ暗にしてヘッドホンでこれ観ながら思わず唸りましたよ😳

主演は名優グレゴリー・ペック。いやぁ、名優はホラーでも魅せますねぇ(’-’*) 電話の会話ひとつとっても苦悩が垣間見える演技。また筋書きも巧くて、我が子だからこそ心配と愛情が夫婦間で“揺れる”感じとかリアルだなぁ。あと、お金をかけられないからこその演出もすごく効果的だと思いました。例えば、動物園でのシーン。ダミアンがある動物に近付く。すると、それらが一斉に逃げる💨また、違う動物に近付く。すると今度はその動物達がえらく興奮して攻撃的になる💢 これ、その動物達に対し何かしてみた時のリアクションを捉えた、いわばドキュメント映像に近いものだと思うのですが、それが映画の中でこういった形で“繋がれた”だけで異様な雰囲気が出る。いやぁ、素晴らしいな☺️

後半ミステリーっぽくなるところは、『リング』にも通ずる展開。ただそれより何より、常に不穏が画面を通して漂っている事、あからさまな恐怖の対象がほぼ無いのにこれだけ恐怖を演出出来ているという事が本当に凄い❗️😲もっと驚きなのは、ダミアンは全然出ずっぱりではないという事。例え離れていても、家族でいればまたそこ(家)に戻るという恐怖。愛が恐怖に変わるとき、親はどういう決断をするのか❓今、自分が親である事から「もし自分なら❓」というクエスチョンが頭に浮かび、またその自問自答が映画に思い切りハマっている事を証明してる。もし仕事に疲れていても、それが本当に面白い映画ならば、時の経過も忘れ、眠くなる事もない。その事を改めて感じさせる“やはり”な傑作ホラーでございました‼️

ちなみにOh,Men!ではございません。
Omenでございます🙇「前兆」という意味らしいですよ🤓まあ、男の子ではありますけど...w🐼
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