きょう

肉屋のきょうのレビュー・感想・評価

肉屋(1969年製作の映画)
4.1
フランスの片田舎で行われた結婚式で、元帰還兵であり現在は肉屋のポポールは小学校の教師のエレーヌと出会う。ポポールは時折エレーヌの学校に羊の肉などを届けに来て授業を手伝って帰ったりもする。一方、平和だった村に連続殺人事件が立て続けに起こるようになる。


「肉屋」というタイトルを見て、子供の頃に住んでいた商店街の中にある「肉屋」を思い出しました。母に連れられて、夕飯の材料のお肉類やお店自家製のチャーシュー、コロッケなど一緒に買い物したことを思い出しました😌
こちらはとある結婚式で小学校の先生エレーヌと肉屋のポポールが知り合うことから物語が始まります。
エレーヌはこの時代ではなかなかいないキャリアウーマン✨生徒を教えるだけでなく、学校の校長もしています。見た感じもショートヘアがお似合いの颯爽とした美人✨しかし、過去の失恋💔が心の傷となっていました。
ポポールも過去の戦争により大きな心の闇を抱えていました。
ポポールが肉を届けてくれたり、授業の手伝いをしてくれたりしているうちにエレーヌは彼に惹かれていき、彼の誕生日にライターをプレゼントしたりして、お互いに惹かれ合っていきます。
エレーヌはポポールを好きですが、過去の失恋が邪魔をしてどうしても一線を越えることができない💦そんな気持ちを彼に打ち明けますが…
それと同時に村で連続殺人事件が😱
生徒と野外授業に行ったエレーヌは殺人事件に遭遇してしまうのです。
崖の上から女子生徒の顔に血🩸が落ちてきて…ここはツッコミどころですが、顔の血を拭いてあげないのはいけないなと😅
現場にはエレーヌがポポールにプレゼントしたものと同じライターが😱
まさか!って思ったエレーヌ。信じたくないけど、疑惑が💦
事件の真相が明らかになってくる終盤。
お互いに心に傷を負う者同士…
方やは失恋から抜け出せず、一歩踏み込めず、もう方やは自分の心の傷を両思いの彼女に癒して欲しかったが叶えられず…
心の傷が癒えないままでいることと、気持ちのすれ違いって、解決されないまま進んでしまうと、取り返しのつかないことになってしまうんだなと凄く感じました。


主人公エレーヌ、1970年という50年以上前の作品なのに、彼女が纏う装いや彼女が暮らす部屋のインテリアがノスタルジックでありながらも古さを全く感じさせずオシャレでした✨キャリアウーマンということでも、よりそう見えたのでしょう❤️
そんなオシャレな映像もありながら、ストーリーの流れ通りの不気味な空気もしっかり感じさせれました😱
95分という上映時間でよくまとめられているなとも思いました👍
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