勝ったのは農民だ

炎628の勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

炎628(1985年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

観る前はてっきりドキュメンタリー映画と勘違いしていたんですが、普通に撮影されたドラマでした。😅

以前から気になっていた今作ですが、偶然、近所のレンタルビデオ店で見つけて、速攻で借りることが出来ました。📀

ロシア映画っておそらく初めての鑑賞だと思います。🇷🇺
2017年公開の『ハードコア』ってアクション映画。結構好きな作品ですけど、あれはアメリカとの合作映画ですから、🇺🇸

純粋なロシア製の映画に関しては今作が初めてでしょう。🤔

でも今度、同じくロシア映画で、今作同様に評判の良い『T-34/レジェンド・オブ・ウォー』がDVDレンタル開始📀ということで、それの鑑賞前に今作を観ることが出来て良かったです。♨️

何より、このご時世。
家で映画を観ることが自ずと多くなりますから…。😷

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【邦題『炎628』とは、】

ユダヤ人虐殺を主人公:フリョーラ(フロリアン)少年の視点から描いた映画です。

邦題の『炎628』とは、

「白ロシア(ベラルーシ)の628もの村が住民もろとも焼き尽くされた」

と最後に記される一文で邦題の意味が明らかになります。
英題の「COME AND SEE」よりもインパクトのある邦題で良いと思います。

🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄🐄

【地獄巡りロードムービー】

他のフォロワーさんのレビューで、

「戦争映画と思いきやホラー映画だった」

みたいな文章を読みましたけど、本当にそうだと思います。😔

序盤の少年少女の二人の謎の高笑いもよく分かりませんが、なんか怖いんです。😨

全編通して、

・顔のアップのショット
・逃走する姿を後ろから撮るショット

がやたら多くて、
意図的にそういう演出をしているのかは分かりませんが、音楽の不気味さも相まって、なんか怖いんです。😨😨


虐殺に巻き込まれる前から不快指数MAXで、

・破れた靴でわざわざ池を歩くシーン👞
・汚い沼の中を掻き分けて進むシーン⛔️
・白い服の男を牛の糞まみれにさせるシーン🐄

とかもすごく嫌なんですが

主人公も牛🐄を奪った直後に馬🐎を奪おうとしたりしていますから、共感しづらいです。

本当に、戦争はモラルを無くします。

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【理解出来なかった部分も沢山ありました。】🤷🏻‍♂️

あと、敵のアインザッツグルッペンが、あまりにも狂気の人間ばっかりで、そこは少し気分が冷めました。⤵️

実際にあんな『マッドマックス2』みたいなイカれた奴らばっかりだったのかもしれませんけど、

自分は心情が理解できないぐらい人間味の無い悪役として描くよりかは、ただの人間が止むなく非道な行いをしてしまう話の方が好感が持てます。⤵️


ただそれにしても理解しづらい部分が多くて、


・ナチを見立てた不気味な案山子を作る人々

・敵が人を小屋に閉じ込めて小屋ごと焼き殺すシーンで、なんで意味もなく小屋に向かって銃を乱射したのか?🏠🔥

・なんで、主人公とベッドの婆さんは🛌命を見逃してもらえたのか?

・ラストでナチス時代の映像が早い巻き戻しで流される意味。⏪

とか、色々あげていくとキリがありません。

だから、これから解説サイトや他のレビューを読むつもりです。😞

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【トラウマを残す万人受けしない傑作。】

2020年4月現在、このfilmarksでMARK!した数が1000人程度とはいえ、平均スコアが4.4なのは納得です。♨️

勿論、万人受けする映画だとはとても思えない一方で、スコア5.0の満点にしたいタイプの映画でもあるんです。💮

自分もはっきり言って二度と観たくないし、
他人にもオススメしづらいですが、
絶賛する人の気持ちもすごく分かります。

個人的には今年2020年になって戦争映画の傑作を何本か観てきましたけど、これもそのひとつでしょう。

『彼らは生きていた』同様に、あえてスコアはつけないでおきます。🙇🏻‍♂️