ーcoyolyー

横道世之介のーcoyolyーのレビュー・感想・評価

横道世之介(2013年製作の映画)
3.6
井浦新様、どこで出てくるの?まだ?まだ?まだなの???ってそこかーーーーーー!!!!!

これずっと気になってたんです。「蛇にピアス」のメインキャスト3人(吉高由里子、井浦新、高良健吾)が転生して堅気になってほっこりしてるらしいぞ?と。そしたらネトフリ配信今日までらしいので駆け込みました。あ、「蛇にピアス」は蜷川幸雄が「どうせお嬢ちゃんはこんな感じで撮ったら喜ぶんだろ?」と原作者金原ひとみ(とエアリプで実の娘の蜷川実花)を馬鹿にしくさった態度で作られた映画でそこすごく共鳴する感じで良かったですよ。

あんなにやさぐれてた吉高由里子と高良健吾がこんなに寓話的な浮世離れしたカップルに転生してておばさん嬉しかったよ。その寓話的なカップルに井浦新様が絡んでまた高良健吾と兄弟分になってて転生してもその関係性変わらないの尊い。


すんごく俗っぽくスケールを小さくした「幸福なナザロ」と言えなくもないです。

綾野剛と眞島秀和のゲイカップルとか私もその2人好きだけど腐女子が沸き立ちそうなカップリングでしたね。キャスティングの人よくわかってる。薄顔男子好きいるだろう、薄顔オールスターズだもの。そこ誰でも良さそうなところに捻じ込むキャスティングが玄人(同志)の犯行だ。

横道世之介と祥子さんのカップル、近くで見てると絶対イライラするはずなんですよ。イライラニラニラヲチられる対象なんですよ。
でもなんだか妙に居心地悪く共感するところあったりして、私自身もだいぶ寓話的存在に仕上がってきてる気がしてきました…何やって生きてるかわかんないってよく言われるし、自分でもちょっと思う…あんま、というかあまりにも外出ないからレアキャラだし…(8月外出1回だけ。ちなみに通院。買い物はネットスーパーと通販ありゃなんとかなる)(暑さに極端に弱いので毎夏こんな感じになりますが1年中やれと言われたらできないこともないというか病院通うのが外出のメインなので遠隔治療OKなら確実に出ない)(一応在宅で仕事はしてます)

ただ、吉高由里子があんまりお嬢様感ないというか浮世離れしてるのはあの人できるんだけどお嬢様の部分が「お嬢様という記号をなぞってるだけの人」に見えた。なんだろうなこれ。私「ご機嫌よう」に免疫あるからなのかな?リアルに「ご機嫌よう」と挨拶する人にはそれなりに接してます。そのせいかな?(高校の姉妹校が「ご機嫌よう」を挨拶に採用してる学校でした。修学旅行なんかで姉妹校にいらっしゃった時にこちらが「こんにちは」と挨拶すると一瞬戸惑いつつ「ご機嫌よう」と返してくれたりしました)(多分、この祥子さん、東京のああいう学校の人がモデルというかイメージされてるんだと思う。だけどああいう人の独特な感じが吉高由里子からは滲み出てなかった、庶民のコスプレだった)
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