見終わって本当に「あと10分、いや、あと5分見せてよ！！頼むよ！ここからのあと5分が見てえよ！！」ってなりました。
レギオン襲来と比べると若干パワーダウンはしている気がするけど、「人間、ガメラどうすんの？」って問題に真っ向から挑んでいて、骨太な作品になっている。その問題提起のために人間界の被害に関してはこれでもかと言うくらいドッカンドッカンやっていて、ガメラの火球の威力のヤバさ、ただ怪獣がそこにいるだけで出る被害の重さ、空中で爆散した怪獣の死体の危なさなど、今シリーズ中でもこの作品では特にフォーカスされていて素晴らしい。瓦礫や爆炎もお見事としか言いようがない。最高。
ただ、個人的にオカルト関連というか、四神とか風水とかに当てはめるのが今回あまり上手くできてない気がして、新キャラの朝倉と倉田が終始どうでも良い魅力の無いキャラになっちゃってたと思った。そこが難点。
あと敵怪獣としては今回のイリスが一番怖くなかったかな。まあ怖さも格好良さもガメラが背負う作品だから仕方ない気もするけど。
ちょっと機体同士が近すぎるようにも見えたけど、イリスとF15J2機のドッグファイトは見応えがあったし、京都駅でのラストバトル全般や特に炎の抜手など、熱くて素晴らしかった。
螢雪次朗の大迫さんは最後のあの場に一緒にいてほしかった。
