140字プロレス鶴見辰吾ジラ

パパラッチの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

パパラッチ(2004年製作の映画)
3.7
メル・ギブソンのプロデュース作品なのです。

秀逸な作品だと思ってます。
内容はアクション俳優がパパラッチによって事故を起こし、妻子に大怪我を負わせたことから復讐するというシンプルなもの。ただパパラッチの胸糞悪いスキャンダルにまとわりつく、それを引き起こそうとする手際で、本来は復讐も悪なのだが、それを後押しさせようと呼びかける作品の妙がある。テンポの良く、時間も90分なかったはずなので、見易さも兼ね備えている。最後のオチがまた怖い。本来主人公は殺人で捕まってしかるべき展開を用意しているのに…そこから結末は我々に想像の余地をもたらし、この主人公が戻れぬノワール世界の住人になってしまったのではと考えさせられる作品。個人的にはオススメの一本である。