140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

4.0
【満腹ファンタジー】

映画「ダンジョン&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」見た。
大盛りのお子様ランチ!「アベンジャーズ」「スーサイド・スクワッド」「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」(ジェームズ・ガン系)の要素たっぷり。近距離ファンタジー戦闘、RPG要素、気が利きすぎてて“粋“が溢れ出る。サイコー!!

実際、このネタは前に見たな。が適度に配置されてるのだが、引用程度なため、それこそお子様ランチやバイキングみたいな盛り付けが心地良い。ところどころで入るギャグがシリアスすぎないことでの良い塩梅の集中力持続要素が担保されているのが良い。それが作品のストレス要素の軽減になっていた。

不意に挿入されるギャグというかブラックコメディ性、元カレと今カノのくだりのセリフ以上の情報量が好き。あとは役者陣営のノリの良さというか、ハッタリが堂々と楽しげ。特にヒュー・グラントをこの役回りで投入するんだ!は好きだし、ミッシェル・ロドリゲスは作品全体通じて“キャラ“してた。

あとゲームの実写化として結構魅力的な部分は“実況性“にある気がしていて、各シーンや各ギミックは、ウォッチングパーティー的な形で盛り上がれるんじゃないかと思った。ラストバトルとかルッソ兄弟のマナーだったし、回想シーン泣かせはジェームズ・ガンだったし。みんなでワイワイ見たい作品。