石原裕次郎✕浅丘ルリ子✕吉永小百合
昭和の文豪、石坂洋次郎の代表作の映画化。

長崎にあるミッション系の女子高が舞台。
若い教師役に石原裕次郎と浅丘ルリ子、
多感すぎる生徒役に吉永小百合。

石原裕次郎は相変わらずカッコいい。
吉永小百合は多感すぎる、つまり面倒くさい女子高生役をちゃんと演じていた。
浅丘ルリ子は晩年のイメージと違っててわからなかった、でも、とにかく圧倒的に綺麗。

吉永小百合は、石原裕次郎と浅丘ルリ子が愛しあってると思い、
浅丘ルリ子は、父のいない吉永小百合の父兼夫になるよう、つまり、結婚するよう提案する。
典型的な三角関係の物語。ただ爽やかさは無く、ずっしり重いストーリー。

先生と生徒が結婚？とかいまならありえないけど、昔は大して問題じゃなかったのでしょうね。
そして、修学旅行中、生徒の寝る部屋でタバコを吸う先生…いまなら絶対にありえない。

一方、修学旅行先が東京だったり、
先生が生徒を妊娠させたという噂が校内で流れたり、
若くてイケメンの先生（石原裕次郎）に対する女子高生の歓喜の悲鳴は、
60年前も今と変わらないところもあると思った。

石原裕次郎が主演の青春恋愛学園ドラマ。
吉永小百合と浅丘ルリ子がWヒロインを演じる。

長崎の丘に建つ女子高校が舞台。
若い男性教師の間崎（石原裕次郎）は、女子生徒達の人気の的。
一方で間崎は同僚の女教師（浅丘ルリ子）に好意を持っていた。
女子生徒の江波恵子（吉永小百合）は、居酒屋を営むシングルマザーとの二人暮らしで、さまざまな悩みを抱えながらも、間崎の興味をひこうとする。
間野と女教師、恵子のそれぞれの気持ちが交差する。
果たして3人の関係はいかに？

主演の石原裕次郎に加え、吉永小百合や浅丘ルリ子が好演しています。
若い吉永小百合のネグリジェ姿やテニス姿が可愛らしい。
父親はおらず、母親は男にだらしない孤独な女子高生・恵子の間崎への乙女心がいじらしい。
「本当の幸せって　人から与えられたり　人に与えたりできるもんじゃないっていうこと だいたい他人に幸せにして貰おうなんて考えるの　厚かましいんじゃない？」
「人は　誰でも　自分の道を歩むより　仕方がないのではなかろうか？」

2023.1　BS12で鑑賞
2020.９　NHK BSP で鑑賞

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長崎のミッションスクールを舞台に、数学教師の間崎慎太郎 (石原)に思いを寄せる女生徒・江波恵子 (吉永)と、歴史教師の橋本スミ子 (浅丘)を交えた３人のそれぞれを想う恋心や嫉妬を見事に炙り出した石坂洋次郎の同名小説を映画化。

慶應ボーイらしい品の良い裕次郎と、まだあどけない吉永小百合(当時17歳) 、そして眩いほどに美しい浅丘ルリ子のスリーショットは、皆が“若い人”で、銀幕を飾るに相応しい豪華面々だ。

修学旅行で向かった東京のバスから眺める国会議事堂や東京タワー、銀座数寄屋橋の不二家のネオンなど60年代の風景や雨のニコライ堂が見ることが出来る。

全くの余談になるが、寅さんファンの筆者としては、後のマドンナとなる吉永(9・13作)と浅丘(11・15・25・48作)や小沢昭一(28作)、そして、おばちゃん役の三崎千恵子らが一堂に会していることに人知れず笑みを浮かべるのであった。

245 2020