メイプルわっふるG

見知らぬ乗客のメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
3.5
[2020.07.11]
パトリシア・ハイスミスの同名小説をアルフレッド・ヒッチコックが映画化。
列車内で話し掛けてきたファンはサイコな男。会話が進むにつれ、無神経→ストーカー→サイコと、本性が顕になる。相手の都合に頓着せず相手の個人情報を明け透けに語り、挙げ句に交換殺人こそ最良と疑いもしない。普段の言動はわずかに一般人から外れている程度。変人のように悪目立ちするのではなく、このちょっとだけ逸脱してる感が却って真性サイコパスらしくて怖い。

カメオは「コントラバスを持つ男」(チャプター5)列車に乗り込むヒッチコック。
そしてヒッチコックの娘さんが恋人の妹役。こちらはカメオではなくがっつり登場人物。

幼少時より幾度となく見ていたものの今回DVD購入しての再鑑賞。
先に英国版、次いでハリウッド・オリジナル版。適当に再生した順番だったけれどこれが正解。
ウェイターリピートや長い回転木馬など、カットされずにフルで見た後にすっきりと整理された聖職者オチ付きの米国版。プロダクションノートや特別映像も嬉しく、なかなかのお買い得品。


再鑑賞 2020.07.11 DVD ハリウッド・オリジナル版 
再鑑賞 2020.07.11 DVD 英国版 
DVD購入2020.07.03 見知らぬ乗客 特別版 
再鑑賞 2015.04.18 ザ・シネマ