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枢機卿
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『枢機卿』に投稿された感想・評価

Omizu

Omizuの感想・評価

3.5
【第36回アカデミー賞 監督賞他全6部門ノミネート】
『或る殺人』オットー・プレミンジャー監督の宗教ドラマ。ゴールデングローブ賞ではドラマ部門作品賞と助演男優賞(ジョン・ヒューストン)を受賞し、アカデミー賞では監督賞、助演男優賞、編集賞、美術賞、撮影賞、衣装デザイン賞の6部門にノミネートされたが無冠に終わった。

インテリの野心的な男がカトリック教会における教皇に次ぐ地位である枢機卿になるまでを描いている。ロミー・シュナイダーやドロシー・ギッシュ、映画監督のジョン・ヒューストン、黒人活動家でもあったオジー・デイヴィスなど渋い面々がキャスティングされている。

一番の弱点は主演のトム・トライオンがミス・キャストなことかな。ずっと観ていても魅力が伝わってこない。ジョン・ヒューストンら脇に完全に食われている。

『バニーレイクは行方不明』などの名匠プレミンジャーだけあり、可もなく不可もない堅実な演出手腕を発揮している。

終戦直後に書かれた小説が元であるため、カトリック教会、ないし教皇に対して三つの疑問が投げかけられている。それは恣意的人事、米国南部黒人差別への姿勢、ナチに対する姿勢である。

それらに対し、主人公ファーモイル神父を歴史の目撃者とし、回答をしている。優秀な人が上にいく正しい人事、人種的偏見を認めない姿勢、そしてナチに迎合したのが誤りだったと認める態度が描かれている。

予算のかかった美術や衣装はとてもよく、淀みない展開もいい。特別心に残るものではないが、異色の宗教ドラマとして価値ある作品。内容的に確かにDVD化しても日本では売れなさそうではある。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2013/3/15鑑賞(鑑賞メーターより転載)
ある神に仕えた男性の、神父から司教そして枢機卿になるまでの半生を描いた映画。前ローマ法王ベネディクト16世が監修にタッチしたそうで、なるほど挫折や恋のしがらみの払拭などいかにも教科書的で良いイメージばかりの構成。興味深いことは確かだが、信仰のために妹の手術を拒否し結果死なせるとか、自分の価値観とは決定的に相容れない部分も多く共感は全くない。見学に来た家族の前で罵倒されるなど監督プレミンジャーに徹底的に人格否定され(人として最悪...)、やがて俳優廃業してしまったトム・トライオンの最後の熱演が光る。

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