石

貧苦と病苦の不幸な人々救済に、一生をささげた聖ヴァンサン・ド・ポールの伝記映画

慈善

世の中にはこういう人がいるんですね

宗教が絡む

人々の暮らし
女性たちも印象的

当時の雰囲気を知れました

正に清貧。
宗教や信仰が入ってくると苦手意識が出やすい自分にも分かりやすかった。

冒頭のペストのくだりは今のコロナ禍そのもので驚いた！現代も17世紀と変わらないのか…

2021-637

• #アカデミー賞外国語映画賞

アカデミー賞の特別賞（後の外国語映画賞）を受賞した映画ということで試しに見てみたら、予想以上に良い代物だった。

17世紀に実在したらしい一人の神父を描いているのだけど、色んな意味で荒れた当時のフランスをドライヤーやベルイマンみたいな静謐さのある映像表現で描写しているから2時間弱見入ってしまった。


脚色は確実に入っているだろうけど、主人公の神父の行動は誇り高くも苦難に満ちたもので、後のナサリンや田舎司祭の日記に通じる要素もここに見られた。

最後駆け足気味になってしまった感はあるが、映像作りが存外上質だったおかげで満足のいく出来となっていて、アカデミー賞特別賞受賞は伊達ではないと唸ったし、この監督の他の作品にも興味を抱いた。