ぐりんでる

仁義なき戦い 広島死闘篇のぐりんでるのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)
4.2
仁義なき戦いその二

極道も一途な恋はするようだ。
忠犬vs狂犬。互いに暴力に忠誠を誓うも、一方は愛と忠義に生き、もう一方は底なしの野心に生きる。

言い換えれば、仁義ありvs仁義なきの戦い。これを略して仁義なき戦い。

北大路欣也の血走った表情、千葉真一の狂犬演技が凄まじい。これだけで相当な見応え。なお前回惚れ込んだ菅原文太演じる広能昌三は今回はもはやコント担当と化し、出番も少ない。
仁義なき戦いはシュールな笑いパートもその見所でもある気がする。

そんな今作でもやはりいくつかの学びがあった。
攻撃的なものが多く、今すぐにではないが、明日にでも使えるものを記しておくとする。

一、「ぶち殺しちゃる…×3(独り言)」👹
とにかくイラついて仕方のない時に呟けばいい。万が一、人に聞かれると、まじでやばいやつだと思われるという大きなリスクを伴うが、どうしてもイライラしてしまった際は仕方がない。

二、「おどれらの顔はよう覚えちょるけん、わしを生かしちょいたら、おどれら後で一匹ずつぶち殺してくれちゃるんぞぉ〜」👹
前回これと同じ趣旨のセリフに感銘を受けたが、使い所を間違えれば追加でボコボコにされることもあるようだ。状況を見定める嗅覚を養う必要がある。
これを今風に言い換えるとこうなるだろう。
「やられたらやり返す。倍返しじゃ!」

三、「あんたらにも飯食えん体になってもらいますけん」🩸
目上、あるいは立場上上の人間が、その立場にあぐらをかいてあまりにも舐めた事を言ってくる場合、釘を刺すのに使える。敬語の有無で階位問わずに使用可能。

四、「わしらうまいもの食うてよ、まぶいスケ抱くために生まれて来とるんじゃないの!それも銭がなきゃできやせんのでぇ!ほんじゃけん。銭に体張ろうゆうんがどこが悪いのぉ。おお!?」💰
まぶいスケが、何回聴いても聞き取れなかった。要するに”眩しいくらいのスケベな女”と解釈したが、未だ言語学者が日夜研究に励むほどに謎の言葉である。
このセリフは、お金を稼ぐのには、しのごの言ってる場合じゃない。という意味。これは品がないと思われるリスクがあるが、おそらく口で言う分には何言ってるかわからないのでさして問題にはならない。

五、「あんとろもんの風下に立ってよ。センズリ掻いて仁義で首括っとれゆうかぁ!!」👹
何かをすることにビビっている主旨の発言をする人がいた場合に、これを言って根性叩き直すときに使える。
もし、どういう意味ですか?と切り返されたら、重ねてブチギレて誤魔化す他に道はない。

六、「わしら7人は特攻隊よぉ!死ぬ時は一緒じゃい!」😇
友人同士で参加した合コンなどで、ダダ滑りした場合に発動。仲間も道連れ。当然だ仲間なんだから。

七、「広島の喧嘩言うたらよぉ銭じゃ片付きやせんのじゃい!!」👹
広島の部分を自分の縁ある地名などに置き換えれば汎用性は高い。ただし使い所は特にない。


今回はいずれもドスの効いた迫力満点な状態で使っていきたい。もう俺の準備は万端だ😎🍑



感想:広島で死闘にならないように、仁義あれよ!!


追伸:今作では例の、ちゃらら〜ちゃらら〜♪
が一切流れなくなった、途端に一気に真剣みが増したが
物足りなさもある。

おどれ、いっぺん出したもん引っ込めてかっこつくんか?おお!?😡