ぐりんでる

情婦のぐりんでるのレビュー・感想・評価

情婦(1957年製作の映画)
4.7
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病床から復帰後まもなくの重鎮ウルフリッド卿の元に、未亡人殺しの容疑者から弁護依頼が舞い込む。仕事を引き受け付き添い看護師の監視の目を掻い潜りながら事件に挑むが予期せぬ出来事が起こる。
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ウルフリッド卿🧐名前はかっこいいけどずいぶん頑固なじじいが出てきたなぁ。と思ったのも最初だけ。すぐにこのじじいのお茶目さにハマった。わざわざ片眼鏡🧐出して光の反射攻撃とか小学生かよww

この冬一番にどんでん返しで有名なので推理というよりおのずと裏読みをしてしまい結末は薄々予想できてしまったが、さすがはアガリティ原作のミステリーにして、語り継がれている名作。
道中ではしっかり掌の上を転がされたし面白かった。

何よりウルフリッド卿をはじめ登場人物たちがみんなキャラ立ちしまくってて楽しいね。
映像の色調はモノクロだが、キャラ造形が濃く豊かなので見てるうちに色が乗っているような錯覚をしたような、してないような、忘れたがそれくらい入り込んで楽しめた。

コミカルなノリながらシリアスな展開。そんな緩急と二転三転する揺さぶりに目が離せなくなる

ウルフリッド卿と看護師のおもしろコンビでシリーズないのかな。


是非とも何も知らずに、できればどんでん返しがあるとかそんなことすらも知らないでこんなレビューも読まないで観てほしい作品。

傑作だったわ情婦。なに見るか悩んでたらおすすめ for you🎵