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(500)日のサマーの10000lyfhのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
3.0
カジュアルデイターとシリアスリレーションシップ指向者とのミスマッチロムコム。現実には米国都市部ジェン Y あるあるだが、ピンポイントで正面から描いた映画はあまり無さそうで、その点で意欲作だし、ヒット要因だろうし、個人的にも刺さる部分が多かった。ラスト、自ら「運命」を引き寄せる積極性を持つよう「学習し成長」した主人公トムに涙。技術/演出面では、願望と現実を分割画面で並べた、サマー邸ホームパーティシーンが見事。サントラについて、2人のアイスブレイクとなったザ・スミスは、バンドのファン(自分を含む)には凄い掴み。他は 00年代のインディロック系が中心で、無難ではあるが、特に好みでないオーディエンス(自分を含む)には映画全体の印象にも影響するので、映画音楽って難しい。マイナスポイントとして、特に効果的とは思えない時系列シャッフルや、意外性狙いのアーリーティーンサッカー少女レイチェルのコミックリリーフ兼トリックスター役、といったところに、恣意性を強く感じた
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