ツイ・ハーク監督のカルト時代劇！
タランティーノのオールタイムベスト20に選出された作品！

チウ・マンタク、ジャン・シンシン主演。
ジミー・ウォングの『片腕必殺剣』のリメイク。
父親を盗賊に殺された、鍛冶屋のテンゴン。彼は復讐の旅に出る。

画がすごい怪奇的で、ツイ・ハークの変態っぷりが遺憾なく発揮された作品。劇画っぽい作品で、ジミーさんのオリジナルとは別物です。
何となく全編雰囲気が、手塚治虫の『どろろ』っぽい。日本の時代劇の香りがかなり強く、『子連れ狼』や『座頭市』なんかも連想させるシーンも！

ワイヤーを極力排した演出は、回転技や刀の重量感を際立たせたものになっていて、ツイ・ハークお得意のワイヤーアクションとは、殺陣が全く違いかなり異色の作品になっています。
また、タランティーノが、ベスト20に入れているだけあり、彼が好きそうな作品で、今作クセが相当強く、とにかく変な映画なんだけど、映画から異様なパワーを感じる大怪作に！
とは言え、物語がかなり分かりづらかったりするのはマイナス点です。
数ある香港武侠片の中でもとりわけ異彩を放ち、『鬼○の刃』も裸足で逃げ出す作品です！
(のではないかと思う
他のタランティーノのオールタイムベストも、可能な限りレビューしたいと思います！！

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宿命の地

亡き父の形見である折れた刀を武器に、仇に挑む青年の壮絶な戦いを描いた時代劇アクション

いろんなアクションが見れる
刀が凄いことになります

雰囲気
描写もなかなか

女性問題
最後まで壮絶でした

父を殺され、右腕も失った男の超絶復讐劇。


ムードとして、日本の時代劇にも似ている感じもありますが、アクションが色々な意味で激しいです。


女性をめぐる二人の青年の愛憎劇。
父親に抱く複雑な想いなど、描くことが多すぎて、話の動線が若干ごちゃごちゃしているところもあるのですが(^^;、

全ては画で語っています。

癖の強いフレーミングが多く、かなり観辛いことは否めませんが、、

主人公らの感情と一体化した画づくりとなっていて、やたら熱いです笑

どしゃぶりの雨の中叫ぶ悲壮の青。
燃え盛る炎に浮かぶシルエット。
雨の逆光、雷光と共に現れる怒りの顔面。
奥が見えないほどの土煙からあらわれる無数の敵たちなど、人を選びそうですが、画的な試みが見ごたえあります。
ここで描かれるエモーショナルな光と闇は、第二の主人公といっていいかもしれません。


そして、
考える隙を与えない怒涛のアクション。
ラストだけで何回も観直してしまうパワーがあります笑
映画は理屈にひれ伏してはならない！
と改めて勇気をいただけた映画でした^^