高校生が携帯電話を奪い合い、負ければ知られたくない秘密をネット上に公開され、勝ってポイントを貯めれば秘密をネット上から消去できるというゲームに強制参加させられる話。
低予算B級ホラーかと思ったら、バイオレンス巨編だった。
ゲームと仕組みは驚くほどずさんなで説得力ゼロなのに、逃走劇やケンカのシーンが無駄に凝っていて、面白い。役者陣がかなり頑張ってアクションこなしている。終盤のタイマン勝負は物凄かった。
地下鉄の追いかけっこのシーンはどうやって撮ったんだろ?
冷酷で自分が勝つためなら手段を選ばない主人公とかことごとく露悪的な登場人物構成。善人っぽかった者も追い詰められて低俗な本性を見せるなど、悪意のある人間描写がエグい。
掘り出し物だった。
各人の知られたくない秘密をゲーム製作者はどうやって入手したのか? そんな命がけになるほど知られたくない秘密か?というツッコミはあるけど。
この映画Gyaoのホラーカテゴリーで観たのだが、どう考えてもアクションカテゴリーに入れるべき。