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英国王のスピーチのQvQのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
3.6
テキトーに家事をしながら観てしまったので、スコアも感想も当たってなかったらすみません。

吃音症を抱えている者が国王にならざるを得なかったらそれは本当に大変だろうなと思うし、その苦悩はわかる。それを克服するために手を尽くした先に素晴らしい出会いがあって、紆余曲折の末、最後のスピーチに至る。それはまあいい話だなと思う。

けど。そのスピーチで戦争に向かわされる(戦争自体は国王の意思ってわけじゃないようだけど)兵士や市民は?
なんかその視点がもうちょっとあっても良かったような…。スピーチが成功して拍手したり涙したりする場面にちょっと違和感を感じて釈然としなかった。すごく大変なこと言ってるのに、吃音の克服の方に気持ちがシフトされちゃっていいのかなって。流し見しててなんだけど。

今の時代も市民にとって指導者のスピーチは影響力が強い。彼らもそれがわかってるからこそ、克服しようと頑張ったんだろうけどさ。言葉の重みの描かれ方が軽いような気がして何となく気になってしまいました。
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