クラフトマンパンダ

グラン・トリノのクラフトマンパンダのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.5
リスペクト🎞️鑑賞 第4弾➕5弾。

今回は自分がフィルマークスを始めるきっかけをくれたフォロワーでもあり、自分にとっては甥っ子のように思っている彼らは表現が難しいがまぁ勝手に甥だと思っている2人、LとK。
そのBest Movieの3位と1位。

Kの3位が今作でLの1位が不朽の名超大作
『 TITANIC🚢』

2人は親友同士でBest Movieも3作が共に10位内に入っているのだが今回は今作に惹かれたのと、先日の出来事もありタイタニックを選択。

2人共現在は東京で夢に向かって頑張っている。
Lは自分と同じ道に進んでいて、一度は別の道に進みかけたが初志貫徹で夢を貫いて頑張っていて、人当たりも要領もよくて
凄くこの道に向いているし、とても義理堅くいい奴で絶対に成功すると思っている。
Kはまた違う道だが、物凄い行動力があり
守りに入らず常に挑戦する姿勢が凄い。
Kもまた義理人情に厚いめっちゃいい奴である。

映画のレビューじゃ無いですね、これ


今回は変則で2作品一緒にレビューすることに。
まず『タイタニック』

2回目の鑑賞でこの作品に関しては
余りにも有名過ぎるし皆が観ていて評価も高いので、正直書くことがない。

時間も3h越 超大作だが全然ダレることなく引き込まれる人間愛(恋愛)、非日常、
世紀の大事故を見事に1つのエンターテインメント作品の最高峰に。

ただ自分にはその完璧過ぎるところが少しマイナス、、
タイタニック号の衝突事故は人災だったと
最近知った。

そして『グラン トリノ』

今作もこの機会がなければ絶対観てない。
これはやられました。
ミドル世代には刺さります。

クリントイーストウッドのこの役を
あらすじやレビューでは偏屈だったり
気難しいと表現されているが、自分にはとても真っ当な男に見えた。
確かに紳士的かといえば無骨で口は悪いけれど人に媚びない強さにも感じる。
日本ではなかなか難しい、そもそも日本人であの渋さを体現することから難しいですが。

とにかくC・イーストウッド演じるウォルトと隣家のスーとタオの姉弟の関係性というか空気がとても良かった。
スー役のアーニー・ハーとタオ役のビー・ヴァンがめちゃくちゃ良かった。

皆がちょっと敬遠しながら接するウォルトにくったくなく孫のように接する姉と
最初は出会いが最悪なだけにお互いに全く歩み寄り難いタオとの関係だったが本来はいい奴であるし、ウォルトも少しずつタオを認めていき最終的には孫とも歳の離れ過ぎた友人もしくは息子のように感じているようにも見えた。
タオもウォルトに理想の父親像、自分の道標を見ていたと思う。

ウォルトが日々変わっていくタオが自分に真摯に向き合って発した言葉に彼を完全に認めたと感じるシーンがあり、ウォルトが握手を求めタオがそれを受け止めた場面。
その握手は歳の差を全く感じない認め合った男同士の絆を表していて地味だけどグッとくる場面だった。

時代が大きく変わってきたとはいえ縦社会日本では現実ではなかなかあり得ないかもしれないが歳の差が祖父と孫ほどある2人の友情がラストにかけ描かれていてそれが不自然じゃなかったことに驚かされた。

自分は映画で感極まったのはこれまで3〜4作だがこれが1番涙が止まらなかった。

最後に蛇足を。
兎角 義理堅いLとKだがLの方は
たまに👍の反応をしてくれるがKには一度も反応されない。

お前の感想はまだまだだなって思われてるのだろうか、、笑