HK

コブラのHKのレビュー・感想・評価

コブラ(1986年製作の映画)
3.4
初見です。『ランボー2・3』や『ロッキー4』と同時期の作品。
スタローン版『ダーティ・ハリー』を目指したというハデな刑事アクション。
でも『ダーティ・ハリー』とかなり違うことはジャケ写が既に物語っています。
サングラスにマッチ棒くわえてサブマシンガンを連射するスタローン無双映画です。
全盛期のスタローン(当時39歳)のコテコテのプロモーション・ビデオと言ってもよく、もはやつっこむのもヤボでしょうか。

もともと『ビバリーヒルズ・コップ』の主演予定だったスタローンが、脚本を自分の好き勝手に変えて外された後、そのときの脚本をもとに自分好みに製作した作品だとか。
当時のモデル出身の奥さんブリジッド・ニールセン(『ロッキー4』にも出演。とにかく足が長い)とも夫婦共演でキスシーンもあり(この後、ニールセンは『ビバリーヒルズ・コップ2』の悪役としても出演、その監督トニー・スコットと浮気をしてスタローンと離婚)。

監督は前年の『ランボー/怒りの脱出』でスタローンに気に入られたのか派手なアクションが得意なジョージ・P・コスマトス(『カサンドラ・クロス』『トゥームストーン』)が続投。
もう見た通りウラも無ければ深みもメッセージもとくにナシ、尺も88分のお手軽ドンパチ・アクションに仕上がっています。
コブラ一人でいったい何人殺したのやら。
HK

HK