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トップガンのabeeのレビュー・感想・評価

トップガン(1986年製作の映画)
3.1
【自分で判断する、
それがパイロットだ。】

この作品も昔は地上波でよく放送されてましたね。

もちろん観たことはありますが、ちゃんと観たことが無い気がするというヤツです。

来年には続編の公開が控えてるし?
監督は愛してやまないトニー・スコットだし?
真面目に鑑賞してレビューしなきゃダメですよねーー⁇

しっかしこれは恐ろしいほど乗れませんでした。

トニー・スコットという贔屓目に観ても残念でした。

アメリカ空軍の腕は立つけど問題児のピート・"マーヴェリック"・ミッチェルが空軍のトップパイロット上位1%だけが入学を許されるエリート養成校「トップ・ガン」でライバルたちとの熾烈なトップ争い、運命的な女性との恋を通して成長する青春映画。

いや、いいんだけどね。
素敵なんだけどね。
でもどうしても許せないことがあったんですよ。

曲がうるさいんですよ笑

「トップガン」といえば、「デンジャー・ゾーン」と「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」。
…なんだけども、この2曲を使いすぎ‼︎
特に「デンジャー・ゾーン」はサウンドも歌詞もインパクト強いので本当にクドいのです。

サントラはとても大事です。
特に映画における音楽というものはシーンの状況をより観客に伝え易くするための大事なツールです。
「デンジャー・ゾーン」は戦闘機のスピード感と空に生きる男のスリルを的確に表していますし、「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」は男女のロマンスを甘く彩る。

…けども‼︎
特に「デンジャー・ゾーン」は歌詞が付いていることもあって多用するのは逆効果です。曲のイメージが先行してしまうのでストーリーよりも曲ばかりが頭に残り、場面がひとつも頭に残りません。

後半は熱いストーリー展開もあってか曲の登場が減り、大分良くなりましたが、前半は映画というより「デンジャー・ゾーン」のMVだなという印象です。

ということで、曲しか頭に残らない問題作。
先日とんねるずのタカさんがやってる「たいむとんねる」という番組で映画音楽の特集がありましたが、確かに曲を聴いただけでなんの映画か分かるような名曲なんですけど…うーーん。
私は聴きすぎて嫌になるレベルでした。

顔周りのスッキリしたトム・クルーズはとても爽やかでよろしかったし、最後には若かりしティム・ロビンスの笑顔が見れたのでそこは良かったですね。
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