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最強のふたりのkuuのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
3.8
『最強のふたり』

パラグライダーで事故って首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われたムショを出所したばかりの青年の交流てのを、泪と笑いを交えて描く、ネタ元が実話の映画っす。
全然、共通点のあらへん2人はぶつかり合いながらも、ジョジョにお互いを知り、受け入れながら友情を育ててく、差別と偏見を軽いように乗り越える主人公二人の会話が行きつく先に重要なテーマが。。。みたいな感じす。
扨、アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さては 南京 玉すだれ。チョイと 伸ばせば、浦島太郎さんの、魚(うお)釣り竿に チョイと似たり。浦島太郎さんの、魚(うお)釣り竿が お目に 止まれば おなぐさみ、お目に 止まれば 元へと返す。
🙇‍♂️関係なく暴走してしまいました。
さて、『実話を基にした映画』ってなんと多いんやろか。
オリジナル脚本がいかに少ないっていえるんかな?
この作品も原作は実話らしい。
それも首から下はマヒしたままちゅう重度の障害を持った大富豪と、彼を介護するために雇われよった貧しいアフリカ系アメリカ人の物語ちゅうから、実話とは云いちょびっとファイティングポーズ(臥龍の構え)で見始めた😊
が、しか~しいがいに軽快爽快。
深刻で深遠な題材てのを笑い飛ばすようなブラックユーモア野村萬斎の満載の風刺喜劇?やった。
こないに仕上がった要因はキャラのキャスティングが妙を得てるんやろなぁ。
介護をする役をオマール・シーちゅうフランスの人気コメディアン。
この人がかなりハマり役ちゃうかな。序盤で暴走を繰り返しよる運転手とし て出てくると、すぐ見入った。
助手席にゃ全身まひしとる大富豪役のフランソワ・クリュゼ。
この二人がパトカーに追われたあげく、奥の手を使ってそのパトカーに先導させて病院に駆け込むってエピソードが、この映画が集約されてるんかな。 
重度の身障者が持っとる苦悩と悲しみを笑いで吹き飛ばして、一歩間違えば虐待につながるかもしれない ブラックユーモアで包み込む!(日本でもNHKのEテレ『バリバラ〜障害者情報バラエティ』って番組あってよくみてるが、同じような笑いを展開してる)
この難度の高ぇ演技はオマールとフランソワという演技巧者抜きには難しいやろなぁ。
見た感じ自然体に映るってるけど、時間かけて作り上げられた演出のうえで、身障者と介護人の関係とは思えへん明け透けの本音が飛び交うのがアリなんかなぁなんて思えたら温かくなったかな。
差別と偏見てのを軽~く乗り越える大胆な会話は、じょじょにこの作品の重要なテーマに行き着く。
つまり死を見つめる病人がなにより待ち望む生の実感かな。
オマールがフランソワを車いすごと部屋から外へ連れ出して、未明の都会の大気に触れるシーンは泪がながれましたよ。
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