『無知がもたらす恐怖の誤り』
想定を超えまくった興収をあげた1作目に続く2作目。前作とどこに関係が？と思わせておいてからの途中でのある人物の登場。そして、この作品が単純な続編でないという事がわかる展開には工夫を感じます。
まさに低予算ならではのワンアイディアで生まれた作品。思いもよらない超ヒットを受けての続編は分かりやすくもパワーアップと量感勝負！前作ではひとつのカメラが手持ちと固定を兼ね備えていたのが、この続編ではまず単純にカメラの台数を増やして発展系を見せる！
良くも悪くも展開は予定調和。やっぱりここでも“ソレ”は、いきなりパワーＭＡＸでは襲ってこない(笑)ただ、今回は小さい子供がいる分、『インシディアス』同様、観ていての心配度合いは高い！？
改めて思うのは、この映画は現象が起きる直前の“間”を楽しめるかどうかに掛かっていると思います。あと、雰囲気。本当にゆっくりと時間をかけてレベルが上がっていく現象に痺れを切らすようでは、全く楽しめないと思いますし、真っ暗で静かな状況いわば映画館と同じ膳立てがあってこその映画だと思います。じゃないと、多分怖さは半減します…
前作との繋がりが明かされる事、パニクる家族、ここでそう来るかという展開的には前作越えのクライマックスと言えるかも！前作に対してパワーアップ出来たという点では、このジャンルの続編としてそれはそれは珍しい貴重な成功例だと思います！(‘∀‘ )
あと劇場でこれ観た時、プールである物が動いてるのを見て、それも現象のひとつだと思ってビビった！((ﾟ□ﾟ;))そしたら、それはプール用の掃除機で… 日本ではプール付きの家なんてなかなかないから、プール用掃除機なんてピンときません(^∀^；)
それこそ、無知がもたらした恐怖の誤り…
