長谷川真也

男はつらいよの長谷川真也のレビュー・感想・評価

男はつらいよ(1969年製作の映画)
4.8
1969年日本公開のヒューマンコメディ、寅さんシリーズ1作目。マドンナは光本幸子。

東京葛飾区柴又の団子屋「とらや」では、6代目主人の車竜造(おいちゃん)、その妻つね(おばちゃん)、そして先代の娘で両親を亡くした姪のさくら、その3人で暮らしていた。
帝釈天の庚申のお祭りの日、ある男が3人の前に現れる。その男は、20年前に家出したさくらの腹違いの兄、車寅次郎であった。

寅さん好きではあるものの50作もあるので敬遠してきましたが、やはり自分のレビューリストにこの作品がないのは寂しく、レビューさせて頂きます!

これだけ長い間、国民に愛されたシリーズ、理由は色々あると思いますが、一番の理由は面白いからなんですよ!
主演の渥美清さんが亡くなり、25年以上の月日が流れましたが、いつまでも後世に残していきたい!そんな作品です。

さて、この1作目はマドンナとの恋もありますが、ハイライトはなんといってもさくらと博の恋物語であります。
もうさくらが可愛すぎる😍博のプロポーズも素敵だったし、その後に寅さんに報告するさくらがまた素敵😍

何作か観た状態で1作目を観たので、おいちゃんとおばちゃんがはじめ寅さんに他人行儀に接する感じとかとても新鮮でしたね。

そして、黒澤映画でお馴染みの志村喬さんが博の父親役で出演。邦画史のレジェンドみたいな方まで出られるなんて歴史を感じます!