このレビューはネタバレを含みます
旗本丹下典膳が同門5人に妻千春を手籠にされて義兄に腕を斬らせて隠棲し復讐する間に堀部安兵衛が出てくるお話。犬投げつけてどうすんだ。
丹下も堀部もハマってるように思えず、千春は大根。そもそもキャラもブレてたり。雛壇の前で一人芝居のシーンではヤベー女にしか見えませんでした。
カメラワークはイモ臭く、構図もカット割りもかなりしょぼい。殺陣もかなりガッカリ。桜や雪や夕景や狐の影やら、いくらなんでも雑すぎる表現の数々…。
前半はひたすら解説的なのに分かりづらい。後半は中途半端な描写が多すぎて分かりづらい。堀部は存在感ゼロ。肝心のの松の廊下もかなりマヌケな仕上がり。
何の必然性もなくただ出来事を説明台詞とともに並べただけの構成で、美術も映像表現も陳腐で、子犬がかわいかったことしか記憶に残らない映画でした。