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アコークローのminorufukuのレビュー・感想・評価

アコークロー(2007年製作の映画)
1.9
東京で疲弊したヒロインが彼氏のいる沖縄に移住して暮らし始めるのだが、ある事件をきっかけに歯車が狂いはじめるという話。

アコークローとは沖縄の方言で夕方と夜の狭間を意味するらしい。

沖縄の妖怪キジムナーの伝説を絡めて人間の狂気を描いているのだが、正直キジムナーは無理やり物語に組み込まれた印象。京極夏彦先生を見習って欲しい。
ホラーとしては丁寧に不気味に作られていて、冒頭の事故や首吊りの場面など静から動へと唐突に惨劇シーンに移行するので結構怖い。目を見張る長回しなどもあって、独特な雰囲気があった。

まあ、でもストーリーが致命的に面白くないんだよねえ。
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