発禁 肉蒲団の作品情報・感想・評価

発禁 肉蒲団1975年製作の映画)

製作国:

上映時間:72分

3.8

「発禁 肉蒲団」に投稿された感想・評価

短小という劣等感を抱えている戯作者(谷本一)が、海千山千のネズミ小僧(益富信孝)から、男の尊厳を取り戻すための手管を伝授される。中国のシェイクスピアこと李笠翁(リリュウオウ)の発禁本をベースに、その舞台を天保元年の日本へと移している、日活ロマンポルノ。

大和屋竺の作家性が炸裂している、艶笑時代劇の模範的作品。見立てと比喩を交えた、丁々発止のやり取りが大変面白く、「わちきがおまえさんの金魚を泳がせてみしょうわいなぁ」など、花魁(ひろみ摩耶)の啖呵がいちいちツボに入る。

ネズミ小僧の傀儡となった主人公が浄瑠璃人形の所作で女を愛撫したり、アソコに移植した犬のぺニスが勝手に暴走を始めたりなど、想像を絶するケレンミが飛び出してくる。芹明香がコメディエンヌとしてのスキルを遺憾なく発揮しているところも絶品。

襦袢がはだけた状態のほうが、全裸よりもエロいのは言わずもがな。女優陣の婀娜っぽさに興じながら、溌剌としたコメディを堪能することができる。