ねこ無双

レディ・イン・ザ・ウォーターのねこ無双のレビュー・感想・評価

4.0
オススメ頂いて二度目の鑑賞しました。
海の精ナーフにまつわる東洋の御伽噺というのは、おそらくシャマラン監督の作ったオリジナル。

彼女に出会うと、吃音が治ったり、スランプから抜け出せたり…それは目覚めで、彼女の器である証。半信半疑な管理人が謎を巡ってアパート内の住人たちを巻き込んで、奮闘します。
彼女の何が世界を変える事になるのか、は物語の途中で明かされます。

これはミスター・ガラスのテイストが好きな人は好みなのでは〜と思うんですが…。
登場人物全てにそれぞれの役割があって、徐々に集結し、ピースがはまっていく感じ。
前回私が観た時は、やっぱり前作までの流れから、ホラーかサスペンス路線を期待してしまってたから。
これはファンタジーであり、ピースの謎を解くミステリーでもある。この世界に入り込めたら面白く観れると思います。じわり感動しました。

雨は浄化と再出発の比喩か、評論家ファーバー氏との会話が後からじわり。

このアパートメントは、多国籍な住人がオープンな雰囲気で暮らしてる。彼らたちがそれぞれ物語のピースの一つな訳です。
中央の共有プールを建物がぐるっと取り囲む開放的な居住空間。よく映画で見かける地下に共有のランドリールームまである。
何よりポール・ジアマッティが業務に忠実で人のいい管理人!

そして、住人の飼いねこが共有廊下で横たわってるところを子供がなでなで。
うーん、住みたい!