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ホワイトアウトのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ホワイトアウト(2009年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

2022/10/17鑑賞。65点。
世間では評価低いけど普通に面白い。
・・・というか、配役が天才的でそこに助けられている。
相棒に裏切られた過去のある主人公にケイト・ベッキンセール。悪役が多いトム・スケリットとガブリエル・マクトを善人サイドで起用し、中盤までは敵役をアレックス・オローリンに絞る。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
南極に位置するアメリカのアムンゼン・スコット基地。
基地にオフィスを構える連邦保安官・キャリー(演. ケイト・ベッキンセール)は、ピッケルで殺害された地質学者・ワイスの捜査を担当することに。

ワイスの同僚・ムーニーから連絡を受けたキャリーは、彼の事情聴取をするべくロシア政府管轄下のボストック基地へ向かう。
キャリーが基地に着くと、ムーニーはピッケルで殺害された後だった。キャリーは、ムーニーを殺した覆面の男に襲われながらも、何とか逃げ切る。

キャリーの小指と薬指は、覆面の男に襲われた時にできた凍傷で壊死していた。
友人の医師・フューリー(演. トム・スケリット)は、腕に広がってしまう前に切断する必要があると言って彼女の指を切断・縫合する。

FBIの連絡を受けた元国連職員・プライス(演. ガブリエル・マクト)が捜査のサポートをするために派遣される。

キャリーと彼女の部下でパイロットのデルフィ、プライスの3人は、ワイスとプライスが調査をしていた場所に手がかりがあると見て向かう。

そこには、50年前に墜落した旧ソ連の輸送機があり、乗組員の死体が見つかる。だが、なぜか輸送機に乗せられていたはずの荷物は無くなっていた。

地質学者の1人が武器商人に「旧ソ連の開発した筒型核爆弾を売りたい」と連絡を取ったことを国連は突き止めていた。この事件との関連を疑った国連は、信頼できるプライスを派遣したのだった。

地質学者で唯一生き残っているルービンが、他の2人を殺害して核爆弾を盗んだ犯人・・・という可能性が1番高い。
そんな中アメリカ政府は、事件が解決していないにもかかわらず全職員の帰国を命じる。

帰国しなければ半年間は南極に取り残されることになるが、それでもキャリーとプライス、デルフィ、そしてフューリーは、基地に残って捜査を続行することに決める。

そんな中、アムンゼン・スコット基地にルービンが現れる。キャリーに助けを求めるルービンだったが、彼はピッケルを持った覆面の男に殺害される。

キャリーとプライスは覆面の男を逮捕し、彼がラッセル(演. アレックス・オローリン)というオーストラリア人であることを突き止める。

ラッセルは、キャリーとプライスが席を外した瞬間を見計らって、デルフィを刺して逃亡する。

ラッセルは飛行機に乗って逃亡しようとするが、追いかけてきたキャリーとプライスに阻止される。
ホワイトアウトになりながらも、肉弾戦を繰り広げた末ラッセルを強風に巻き込んで殺す2人。

ラッセルの荷物を調べてみると、中身はゼリービーンズになっていた。
もう1人の共犯者の存在を確信したキャリーとプライスは、その人物を突き止めるためキャリーの上司・サムに連絡をとる。

遺体は全てアメリカに運ばれる予定だが、数体の遺体がまだ輸送機に積まれていないことが判明。
キャリーが遺体安置所の遺体を調べたところ、体内からダイヤモンドが見つかる。
そしてワイズの遺体を見たキャリーは、彼が生前負った傷の縫合方法と自分の指の縫合方法に同じ癖があることに気づく。

キャリーの前に現れたフューリーは、自分がラッセルを操っていた黒幕であることを明かす。旧ソ連の輸送機に積まれていたのは、核兵器ではなくダイヤモンド。フューリーとラッセル、3人の地質学者たちはダイヤモンドを見つけて分け合う予定だったが、地質学者たちが欲を出したためにフューリーとラッセルが組んで殺害したのだった。

フューリーは、「逮捕される前に最後のオーロラを眺めたい」と言う。
キャリーはその言葉の指す意味を理解していたが、フューリーに許可をする。
フューリーは基地のドアを開けると、ホワイトアウトと強風に呑まれて死亡する。

半年後。
基地に残るキャリーとプライス、そして回復したデルフィは、アメリカ本土に戻るための準備を始める。
夜空には、オーロラが広がっていた。
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