snatch

反撥のsnatchのネタバレレビュー・内容・結末

反撥(1964年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

怖かった😱キャロル
いや、キャロル、本当にただただ可哀想…ひとりぼっち…😭
この作品を堪能したい方は、以下を読まれないで真っ新な状態で観て欲しいです。










恐らく家族写真の表情からして幼少時の虐待から、性的なものを全て受けつけなくなったキャロル。そんな女性が性的なものが絡みつく世間で生きていかなくてはならない。彼女にとっては地獄。隣の尼僧院が羨ましい…
カトリーヌ・ドヌーブが演じる無個性のキャロルの抑えの演技が、だんだんと抱え込んでいたものが滲み出して変容していく過程が凄い。
眼髪表情仕草にこだわり、職場とアパートの往復が崩れていき、時計 水滴 鐘 ピアノの単音、蠅の音…幻聴や幻視が膨張し、主人公の不眠は続き遠近や高低感がなんかずれていく…ロンドンの街中とアパートの対比…
見事だと思う。このモノクロ画像も効いています◻️◼️

静謐のレイプシーンに被せるランニングシャツの演出が恐ろしい。あの男も姉の恋人も父親を思わす。今の自分を作ってしまった過去の記憶は消えないけれど、凌駕してやりたい心理も動いているのかもしれない…でも裂けていく…

「水の中のナイフ」でも感じましたが、小道具の使い方が巧い‼︎ 回転するマニキュアとか🐇…。萎れていく🥔にマダムの顔や吹き出物ができてしまったキャロルをつなぐのは止めて欲しいが…😑

ほぼカトリーヌ・ドヌーブの一人芝居ながらドアや床、ベルや電話ガラス窓も名前のある共演者のよう。壁の演出は、この映画が元祖なのかな🤔裂け目はどうやって撮影したのだろう🤔

彼をどう殺すのかなと思ったら、おばあさんを活かしての方法でこれは巧いです🚪
とりあえず不満な所が見つからない。
傑作だと思う🤩🤩🤩
snatch

snatch